2014年日本国際賞発表
2014年 01月 29日
「エレクトロニクス、情報、通信」分野
授賞業績
大容量長距離光ファイバー通信用半導体レーザーの先導的研究
末松安晴博士(日本)東京工業大学栄誉教授
「生命科学」分野
授賞業績
遺伝子発現の制御機構としてのヒストン修飾の発見
デビッド・アリス博士(アメリカ)
ロックフェラー大学 ジョイ・アンド・ジャック・フィッシュマン記念教授
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アリス博士はいわゆる「エピゲノム」研究で著名な研究者の一人です。
この分野に日本国際賞を授与するという場合に、誰を受賞候補者とするのかは、きっとたいへんな議論であったことは間違いないと思います。
でも、このタイミングで「生命科学」分野の対象として「エピゲノム」を選択された選考委員のご見識に敬意を評します。
受賞式は4月23日(水)に東京で開催され、各氏に賞状、賞牌と賞金5,000万円が贈られます。
日本国際賞の生命科学系で受賞され、その後にノーベル賞を受賞された方には、チャールズ・カオ博士(米)、フランク・シャーウッド・ローランド博士(米)、イライアス・コーリー博士(米)、ゲルハルト・エルトゥル博士(独)、アーヴィド・カールソン博士(スウェーデン)、リュック・モンタニエ博士(仏)などがおられます。
個人的には、小川誠治先生や、遠藤章先生がノーベル賞を受賞されたら良いなぁと応援しています。