大学のホームページは、科学コミュニケーションの一形態ですが、それぞれ個性があって面白いですね。最近では
大阪大学の職員募集ページがトンでいます(昨年度はもっと個性的だったのですが……)。
おっと、仙台通信なのですから、ライバル大学?の引用をしている場合ではありません。本学のHPについての話題です。大学本部扱いのサイトは、現在、グローバルサイトの新規構築途中なので、今日は部局の話題を。
加齢医学研究所の所長が脳トレの川島隆太先生に変わったことを機に、HPの全面改訂がなされました。
いわゆる「ブロック型」で斬新さを出していますね(上部にリンク先の帯は残っていますが)。メインバナーは数枚が送られるもので、クリップした画像は、副所長の
本橋ほづみ先生の「リレーエッセイ」のバナーです。このコーナーは、研究内容ではなくて、加齢研教授の「趣味」を見せるとこなのだそうです。本橋先生はキッチンで「角煮」を作る様子と、とっておきのスパイスの画像になっています。
こちらは
理学研究科・理学部さん。アカウントが「sci」っていうのもカッコいい。作りは上部横のリンク先、その下が3分割で、左のカラムにリンク先各種、右はバナーが並べてありますが、注目すべきは真ん中のエリア。そこをさらに3分割して、記事のリード文を画像とともに載せていてビジュアルな効果を狙っています。「クマ目撃情報」などがあるのが青葉山キャンパスらしいです。すでにオープンキャンパス情報も挙がっていますね。ちなみに、東北大学のオープンキャンパスは、日本で第二位の集客力を誇ります(第一位は早稲田大学)。
HP管理を行っているのは
「広報・アウトリーチ支援室」で、バナーをクリックすると独自のサイト(ブログ形式)に飛びます。ここも写真を大きめに使った作りで、キャンパス内の様子がよく伝わってきますね。
下のものは、昨年、大リニューアルしたのが大学病院サイトです。清潔そうな白をベースにしてロゴマークのオレンジを活かしたカラーコードですね。このトップページの真ん中にはお知らせの部分があり、下の方に移ると、大きめのバナーのフラッシュ、さらに下には採用情報や
子育て支援なども直接アクセスしやすいようになっています。
病院長の肝いりで現在、広報チームは大幅増員されて、各種イベント対応なども頑張っています。あ、オリジナルの手洗い歌「
おててテトテト」も是非、見て・聴いて下さい!
関連部局である東北メディカル・メガバンク機構のHPはこちら。昨年のリニューアルの際にブロック型に変わりました。地域住民の方に向けて、リクルートへの誘導を意識した作りになっています。専門家向けの部分ですが、
研究内容の公開や、
倫理面の検討なども、階層が深くならないよう配慮されていますね。質の高い広報誌phraseや折々に活動の様子を伝えるニュースレターなどの
冊子PDFもダウンロード可能です。
さて、医学系研究科・医学部のサイトですが、先日マイナー・リニューアルを行いました(ほんとはこれを一番お知らせしたかったのです♫)。トップ画像を大きくして数枚載せています。また、
研究科紹介の動画もリニューアルされ掲載されました。
私達のサイトは広報室が立ち上がって管理を始めてから、「バリアフリー」であることに気をつけています。文字のコントラストや色調などの配慮に加え、トップバナーにも例えば「オープンキャンパス」という文字を入れ込んであり、視覚障害を持った方がアシストツールをPCに入れてこのサイトをマウスオーバーすれば「オープンキャンパス」という音声情報を得ることが可能です。
うちのサイトの悩ましいのは、とにかく「お知らせ」の類が多いことです。1週間の間に平均10件ものニュース、イベント、採用情報等が持ち込まれるので(それはそれで有難いことですが)、ここの運用あたってあまりビジュアル化ができていません。また、組織内検索やニュースポータルとしての性格が強いために、現時点では「読ませる記事」が少ない状態です。このあたりも、今後、マイナーな改訂を続けていくつもりです。
3月から専任の助教のIさんを迎え、
Facebookおよび
Twitterの運用もより活発になりつつあります。理学研究科さんに習って、学生さんの「広報サポーター」制度を導入しました。彼らの活躍も楽しみです。学内の広報チーム同士が切磋琢磨する環境が整いつつあります。研究教育機関としての節度と品位あるpublic relationsをどのように展開するか、とくに「伝わってほしい」方々へどのように「伝わるようにする」のか、知恵と工夫が必要だと感じています。
是非、いろいろなご意見などありましたら、
広報室までお寄せ下さい。あ、是非、
Facebookに「イイね!」もよろしくお願いしますm(_ _)m