(第二段落)報道関係者が今でも多数訪れる結果となっているこのような状態は、発生再生研究センターで日々研究を行う、当該論文とはまったく関係のない研究者にとって適切な研究環境とはいえません。
(第三段落)の研究不正問題の背景には、適切な学位審査を含む研究者育成システムについての問題などもありますが、ここまで研究コミュニティー以外が巻き込まれたのは、論文発表当初に不適切な記者発表や過剰な報道誘致が為されたことに原因があり、それらは生命科学研究の商業化や産業化とも関係していると考えられます。多数の生命科学系研究機関を擁する理化学研究所が日本の重要な研究組織として世界に誇れる存在であることは、それらの研究機関に所属する多数の日本分子生物学会会員にとっても、それ以外のさらに多くの会員にとっても極めて重要な問題であると思われます。














