本日は学位伝達式、つまり学部の卒業式、大学院の修了式でした。式典には参加しませんでしたが、その動画がリアルタイムにはUSTREAM配信され、夕方には大学のHPに編集されてアップされていました。
今年、学部を卒業する学生さんの多くは、ちょうど4年前の東日本大震災のために入学式が中止されたり、学歴が始まるのが連休明けになったり、授業のための建物がプレハブだったりしました。そのことにも触れつつ、科学と社会の関係について、里見総長の告辞がとても良かったので、後で、テキストについてもリンクしておきます。卒業生、修了生の答辞も心に響くものがありました。もしお時間があれば、ぜひ、動画をご覧になって頂けると有り難いです。東北大学生がどのような気持ちでこの日を迎え、これからを生きていきたいと思っているかの一例と思います。
あまりに人数が多いので、学位伝達式は代表の学生さんに学位記が渡され、その後、午後にそれぞれ、学位記授与式が開かれます。その間、こちらはラボセミナーやら会議やらがありましたが、片平キャンパスに新しく立てられた「知の館 House for Creativity」が竣工間近ということで内覧させて頂きました。

ロビーは黒と赤が基調色。写っていませんが、コーヒーテーブルはイサム・ノグチのガラスのものでした。

こちらはメインの講義室。70名ほどの座席数。小さめの会議に適していますね。

ここは、ちょっとスペシャルな会議室。絨毯は東北大学のテーマカラーの紫でフカフカ(笑)。もっと調度品が入るのだと思いますが、この部屋は、ちょっとクラシックにしてあって、イメージとしては、オックスフォードやケンブリッジのカレッジ内の部屋でしょうか……。K先生の好みが反映されているかなと思いました。長期滞在頂く研究者のためのオフィスなども用意されています。宿泊は、道路を挟んだところにあるユニバーシティー・ハウス片平になります。
7月、8月、9月に、東北大学知のフォーラム「脳科学最前線 Frontiers of Brain Science」を開催しますが、その準備に追われている中、今日は、元学生さんの論文と、今学生さんのものと、2つ同時に受理されるという嬉しい日でした(毎日がこういう日ではありません……)。節目の年に、卒業する学生さんとともに祝うことになったことは何よりでした。
【追記】
4月8日付プレスリリース: