「医は仁術」宮城展@東北歴史博物館に行ってきた

d0028322_20243843.jpg4月18日から東北歴史博物館にて開催されている特別展「医は仁術」宮城展に行ってきました。

この特別展は昨年、上野の国立科学博物館(科博)において開催されたものを、一部、展示品を入れ替えるなどして昨年末から今年の2月まで長崎歴史博物館で開催され、その後、宮城県に回って来ました。今回、科博の館長である林良博先生がご視察とのことで、同行させて頂きました。右の画像は、林先生と、その門下の種村健太郎先生(東北大学大学院農学系研究科教授)と、その准教授である原健士朗先生を、東北歴史博物館の前で記念撮影したものです。

初めて訪れた東北歴史博物館ですが、場所は国府多賀城駅の真ん前というロケーション。仙台駅からは東北本線で20分ほどの距離になります。建築家がどなたなのか、HPからすぐには探せませんでしたが、Google先生に訊いてみると、荒井和征+空間設計というチームのようでした。外壁や建物内の壁がコンクリートの打ち放しで、非常に天井が高く、開放感がありました。仙台近郊にこのような建築があったことを知らなかったのは敗因……。


この日は特別展を中心として拝見しましたが、実は常設の展示も素晴らしいです! 壁や展示品を収めたケースの周囲などに、こんなにたくさん木を使っているところを日本で見たのは初めてではないかと思います。

さて、「医は仁術」の方ですが、科博での展示品に加えて、東北大学の歴史資料館等に収蔵されているものも展示されています。
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また、ちょうど今年、百周年を迎える東北大学医学部および東北大学病院の歴史や、最先端のゲノム・コホート研究を展開している東北メディカル・メガバンクに関係する展示もありました。

東北大学東北メディカル・メガバンク機構HP:展示協力について

休日でしたので、親子連れの方なども多く、お父さん、お母さんがお子さんに説明してあげている様子は良いなぁと思いました。
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ちょっと横道に逸れましたが、東北歴史博物館での展示ではお子さん向けの説明もあるのが良いですね! 下記は私も知らなかった『重訂解体新書』の説明。これは医学部生向けの授業のネタになります。
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昨年の科博の展示も見て来ましたし、東北大学の展示協力についても話を聞いていたのですが、予想外のモノがありました。それはこちら……。
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これは、Lady Gagaが震災後の東北復興支援のためのチャリティーとして、サイン入りのティーカップをオークションに出したところ、震災後に検視医としても活躍された大崎市の歯科医師、弓哲玖さん(故人)が落札。亡くなる直前に県に寄付され、歴史博物館に収蔵されているもの。「医は仁術」の精神に適うとして、今回の特別展でも見られるように展示されていたのでした。

Lady Gaga氏には、ぜひ、東北地方を訪問して頂いて、この東北歴史博物館を見て頂くとともに、宮城県の秘湯の1つ、峩々温泉(ががおんせん)に浸って頂きたいと、個人的に強く思います♬

ともあれ、東北地方の方も、他の地域から訪れる方も、ゴールデン・ウィークの行き先リストに是非、入れて頂ければと思います! 科博と東北歴史博物館とのコラボレーションは、2016年度にもさらに企画されているとのこと。楽しみですね! (下記の画像は建物中央部の吹き抜けエリアにおいて、林先生と、アテンドして下さった東北歴史博物館、東北放送、河北新報の方々です。建物の雰囲気がわかると思います)
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by osumi1128 | 2015-04-26 21:16 | 科学 コミュニケーション | Comments(0)

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