8月1日付で教授になられた青木洋子先生の記念祝賀会が過日、開催されました。東北大学医学部医学科としては4人めの女性教授ですが、同窓生として教授就任という意味では初めての快挙です。しかも、これまでの3名は皆、基礎医学系でしたが、青木洋子先生は
「遺伝医療学分野」(研究科としては公衆衛生学専攻)で、
東北大学病院の診療科として「遺伝科」の科長も兼担されるという意味において、臨床系で初の女性教授ということになります。(註:現時点でまだ古い情報が残っているようでした)
青木洋子先生は、ヌーナン症候群やコステロ症候群などの先天奇形と癌の好発を伴う疾患の原因遺伝子として、癌遺伝子Rasに関わる遺伝子変異を次々と明らかにして、「Rasオパチー(Rasシグナル原因遺伝病)」という概念を打ち立てることに多大な貢献を果たされました。病院では、多数の遺伝カウンセリングをこなすとともに、遺伝カウンセラーの育成にも邁進されています。
記念講演会後の祝宴には下瀬川透研究科長、八重樫信生病院長はじめ多数のご来賓の先生方がご列席でした。
祝宴の最後にご挨拶をされる青木洋子先生
分野や診療科を率いるリーダーとして、ますますのご活躍を!