第4回東北大学男女共同参画シンポジウム

班会議と名古屋大学の大学院セミナーで出張し、今日(11月26日)は東北大の男女共同参画シンポジウムが国際センターであった。
今年のテーマは「どこまで進んだ?大学の男女共同参画」ということで、東大、名大等の他大学からの参加者によるパネルディスカッションも行った。
参加者は200名ほどと思われるが、他大学から多数の参加者があった模様。
この分野で先駆的なのは、(私たちもその一つですが)名古屋大学。
全学的な組織として、男女共同参画室を設けている。
東大は大沢真理さんが基調講演もされたが、「理想を明文化はしているが、現状が追いついていない」とのこと。
このほか、早稲田大学、秋田大学にもパネリストとして参加して頂き、フロアにはさらに東工大、一橋大、学芸大等の参加者がおられて議論に加わった。

東北大からのパネリストは、前男女共同参画委員長であった鈴木厚人副総長で、最後に「共同参画にはさまざまな問題があるが、とにかくトップダウン的に教員の20%を女性にするという目標を達成することが重要である」というラジカルな意見を述べられた。
人間は「数字」というものにとても弱く、「数値目標」という言葉が出てくると緊張感が走る。
当然のことながら「数字合わせはナンセンス!」という反対意見も出るし、「総論としては賛成だが、自分の部局においては、only one & number oneの方を取るのが主旨であり、そこにポジティブアクションなど挟み込むことは無理」というのが大方の意見。
でも、「第3次科学技術基本計画に対する総合科学技術会議の答申(案)」には、大学全体として25%(以前の国大協の20%よりさらに上乗せされている)という数値が書かれている。
<パブリックコメントが募集されています>

こういう数字が出ると、反発は男性から挙がるだけでなく、女性からも否定的な意見が多く出てくる。
曰く「逆差別になる」ということなのだが、その気持ちは分からない訳ではない。

この件についての個人的意見としては、今、女性でそれなりのポジションにいる人たちは皆、ものすごく「unplopotionalに使われている」ので、それを是正してもらうには母集団の女性が増える必要があり、つまり、もっと女性のPIが増えて欲しい、ということになる。
……どういう作戦を取ればよいのか、非常に難しい問題であるが、将来的な人材の確保からも改善が求められるところだろう。

全国から集まられた関係者の方々、どうもありがとうございました。
by osumi1128 | 2005-11-27 00:10

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