農学部FDにて男女共同参画講演

先の月曜日、農学部のファカルティ・ディベロップメント(FD)に呼ばれました。お題は「男女共同参画」。かれこれ10年になる持ちネタの一つになっています。

農学部はあと1年くらいで、雨宮キャンパスから新青葉山キャンパスに移転予定。おそらくこちらの大講義室で講演するのは最後かもしれません。かつては「生化学大学院合同講義」でオムニバス講義の1コマを担当していました。60分の持ち時間、荒川静香さんと羽生結弦君のスライドも入れつつ、80枚くらいを話しきりました。

下記のイラストはOECDのGender Equalityに関するパンフレットから取ったもの。「業績主義」といっても、重荷が違う状態で同じトラックを走れ、というのは、それでいいのでしょうか?という問題提起の図。
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男女共同参画の問題は、女性にばかりこれ以上フォーカスしても変えようが無いように思います。今回、プレゼン準備をしていて見つけた資料がこちら。
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日本の女性は男性の4.82倍も家事労働の負担が大きいことを示したものです。「すくらむブログ」というところから拝借しました。
こうなる理由はというと、男性の働き方に問題があるからです。

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上記は休日も含むのですが、日本の男性は週43.75時間勤務していることになります。え?普通? ですよね……。という日本が世界から見ると大きくかけ離れているのがわかると思います。フランスの男性の倍以上働いているのですね。
週5日勤務として数字を出すと、平日に8.75時間勤務していて、さらに通勤時間がかかると……そりゃー、家事する時間は無いですね。

でもって、女性の場合には、このような男性と同様に働いて、なおかつ家事も行うべきという社会的なプレッシャーがあったとしたら、「女性活躍推進法」は、超パワフルな女性しか活躍できないことになってしまうでしょう。

それにしても改めて見直すと、やっぱりフランスがダントツに短いのは、バカンスが長いからなのでしょうね……。それでも国として成り立っているのだとしたら、日本も皆で合理的な働き方になるように考えた方が特でしょうね。

確かOECDの会計も2年に1度の決算と聞いたことがあります。そうすると、年度末のシメをしないで済む年が2年に1度はあるってことだから、「今年は楽ね」というほっとする年回りに少しリラックスすることができるのでしょう。



by osumi1128 | 2016-02-06 22:40 | 東北大学 | Comments(0)

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