先週の
読売新聞(岡ノ谷一夫先生)、週刊ダイヤモンド(佐藤優氏)に続き、今週は毎日新聞の書評欄に拙著が紹介されました。

取り上げて下さったのは新聞社の方なのだと思います。「数年で山のような専門書を購入した」とありますが、確かに、地元の丸善さんでも、そのようなコーナーには多数の発達障害関連書籍がありました。残念ながら拙著は、まだ、脳科学のコーナーにも自閉症のコーナーにも置いて頂けていないので、もっとアピールしないといけませんね……。
拙著は「こうすると良いですよ!」というような指南書ではないので、その意味でニーズに叶うものではないかもしれません。ただ、科学的な理解を進めることは必要だと信じて本書を執筆しました。
この書評では「……現場で繰り返し聞いた表現が<遺伝>と<愛情不足>であった。」と書かれてあり、それを読んで私も心が痛みました。
聞くところによると、米国大統領選に残っているトランプ氏が「自閉症ワクチン説」を唱えているとか……。本書でも触れていますが、「ワクチンにより自閉症が発症する」という話が出回ったのは、ウェイクフィールドの捏造論文の為でもあります。詳しくは、
黒木登志夫先生の『研究不正』(中公新書)に詳しく書かれていますので、ご参考まで。