振興調整費説明会
2005年 12月 07日
「若手人材育成」と「女性研究者育成」の具体的プランが気になっての参加だった。
いずれ文科省のHPでより正確な数字も付いて公開情報になるはずだが、ごく簡単に言うと、「若手人材育成」が1課題あたり年間数億という枠であるのに対し、「女性研究者育成」は年間2千万〜5千万とのこと。
あー、まあねえ、予測はしていましたが、10倍違うってことね。
ええと、でも、次の就職先を考えるポスドクの方達には、とりあえず朗報といえるだろう。
原則として「公募」により申請研究機関外から助手クラスの研究者(Assistant Professorをイメージしているのだと思うが、助手という日本語はちょっとなじまないかも)を採用し、そこにセットアップ資金とポスドクの人件費を付けようというのが主旨。
そのような助手に、いかに「テニュアトラック」を敷くかということに対して、学長のリーダーシップが求められる。
「数年後には各大学が自前でやって下さいね、学長さん」という言質を取られるはずである。
この他にも、super COEの後継プランなども打ち出されており、全体として「重複申請の排除」という原則が強く打ち出されている。
これを文科省だけでなく「省庁を超えて」行うために、大型研究費の代表者・分担者のデータベース整備についても予算が付く見込だ。
5号館のつぶやきさんが12/5付けエントリーで「すでに十分重点化は行われていてそろそろ反省しても良い時期」と述べられていることに対する一つの回答であるといえよう。
しつこいようですが、こういう施策が「素晴らしい!」と思う人も、「けしからん!!!」と考える方も、是非パブコメにエントリーすべきではないかと思うのですが・・・
締め切りが12月11日に迫っています。