新学術領域「個性」創発脳が採択されました
2016年 06月 30日
概要:
本研究領域では、多様な分野の研究者が連携し、「個性」を客観的・科学的に理解することを目指す。胎児から成人までのヒトを対象とし、行動、認知、性格等における「個性」の発現について、その脳内基盤を明らかにする。遺伝的背景がより均一である齧歯類を用い、生殖細胞形成や発達過程における遺伝・環境的な変動が動物の脳活動や行動様式に与える影響を調べることで、「個性」形成の分子脳科学的基盤を明らかにする。研究推進に必要な種々の解析システム・解析装置の開発や数理モデル構築を行う。上記を国際的なデータシェアリングプラットフォームを構築して推進するとともに、「個性」研究の孕む倫理的な問題点について整理し、社会に発信する。(申請書より)
計画研究代表者(および分担研究者):
A01:ヒトにおける「個性」創発とその基盤的研究
保前文高@首都大学東京(渡辺はま@東京大学)
若林明雄@千葉大学(瀧 靖之@東北大学)
A02:動物における「個性」創発とその基盤的研究
中島欽一@九州大学(今村拓也@九州大学)
今吉 格@京都大学
星野幹雄@神経センター(井上高良@神経センター)
大隅典子@東北大学(原 塑@東北大学)
A03:「個性」創発研究のための計測技術と数理モデル
郷 康広@自然科学研究機構
駒木文保@東京大学
冨永貴志@徳島文理大学(種村健太郎@東北大学)
柴田智広@九州工業大学