アキバ系の老若男女
2006年 01月 05日
昨年12月11日に秋葉原に集まる人々のドキュメンタリーだった。
ゲーム作家「竜騎士07さん」、萌え系の大学生、メイドカフェ店員、アキバ再開発にからむ東大先端研の特任教授、週末にオーバークロックに挑戦するサラリーマン、二代目パーツ屋主人、そのパーツ屋に足蹴敷く通う小学校高学年男子、などなど・・・
(註:オーバークロックというのは、いわば手作りのコンピュータを作って、高度な計算や画像処理などの課題で、コンピュータの処理速度を競うことだそうです。)
(註:一部読者で「萌え」や「メイドカフェ」の分からない方のために、上記番組関係のサイトを載せておきます。)
母方の祖父母は戦前、兜町に住んでいたと聞くが、祖母は「アキハバラ」ではなく「アキバハラ」と呼んでいた。
恐らく、私にとっては東京の中で行くのに最も抵抗のある街がアキバである。
特殊な電球が切れたりすると、もう絶望的である。
パーツ屋さんはインターネットで商売をするようになってくれないだろうか?
たぶん、日本人はアキバに心躍るヒトとそうでないヒトに分けることができるだろう。
番組に出てきたメイドカフェに勤める女子大生は、「将来は弁護士になりたい」という希望を持っている。
何故メイドカフェ店員のバイトを始めたかというと、その空間に都会の中のオアシス的「優しさ」を感じたからだという。
大学合格後に上京し、都会の中の孤独に押しつぶされそうになっていた彼女をメイドカフェが救ったらしい。
萌え系の大学生は、萌えグッズを買うために、一日の食費が500円ということだった。
その日はめぼしい店を物色して「萌え系抱き枕」を発見し、喜々として購入、2万なにがし也。
そんなにまでして欲しい物があるというのは、それはそれで幸せかもしれない。
パーツ屋さんに通う男の子は、12歳くらいのくせに、妙に質問が大人びていて(私が電気音痴なので専門的な話に対してそう思うのかもしれないが)、ハンダ付けを上手にこなし、何種類もの光り方をする小さなネオンサインのようなものを作ったりしていた(ひっくり返っても私にはできない)。
最後に言ったのが「こういうネオンも、宇宙に行くロケットも、みんな小さな部品からできているんだよね」
うーん、上手いぞ、NHK。
・・・という訳で、昨晩は夜更かし睡眠不足。
コマーシャルの無いNHKは、一度見始めたら終わりまで席を立つのが難しい。
やれやれ・・・