科学と音楽の夕べ
2006年 01月 24日
事前にお知らせを頂いていたので、母にメールを転送し「近所なのだから行ってみては?」と伝えたところ、電話で登録し(注:本来の登録方法はメールかファックス)、父とともに行って来た。
私たちの世代なら、サイトからメールで申し込むのが最も簡単なのだが、このあたりの感覚は年代によって異なる。
一応、英国の「金曜講話」に倣った企画とのことで、第一部の特別講演会では永山國昭先生(生理学研究所)がタキシード姿で講演されたらしい。
ただ、残念なことに、「金曜講話」につきものの「実験」は、イマイチだったとのこと。
プログラムには出ていなかったが、某大臣や遠山元文部科学大臣のご挨拶もあったとか。
すみません、あまり伝聞でこういうことを書くべきではないと思うのですが、このエントリーをしておこうと思ったのは、日本でもこういうイベントをするようになったということが一つ。
もう一つは、「金曜講話」の実験は、その場で「おお!」と分かるようなものでないと聴衆を楽しませることができないと思われるのだが、さて、そういう実験を自分の研究で組むことができるだろうか?と考えたからだ。
このあたりが、アウトリーチ活動で難しいところだと思う。
なるべくリアルなものの方が、一般市民には分かり易いだろうが、例えば「分子」の話は、仮に生の標本を見せても分かりにくいものが多いだろう。
あるいは、バーチャルな3D画像などを見せることになり、それはそれで「ほー」という感想にはなるのかもしれないのだが・・・