オーランドからニューヨークへは飛行機で2時間半。気温も30℃近くから10℃近くへ。2泊3日でしたが充実した訪問でした。
構想から10年以上かかったと言われているZuckerman Instituteですが、マンハッタンのウェストサイド125丁目エリアに真新しいビルができあがり、ノーベル賞受賞者のEric Kandel先生など含め、神経科学を中心とした研究者が続々と移動しつつあるところです。仙台メディアテークを思い出させるガラス張りの建物。(画像は全体像の写真が自分では撮れなかったので、HPより拝借しました)

Carolのラボはまだ移動途中とのことですが、オフィスからはハドソン川の景色が眺められます。

人と人の交流が多くなるように考えられたデザイン。ミーティング・ルームもたくさんあります。

壁がホワイトボードになっているのもいい。
今のところ、研究所内にカフェやカフェテリアが無いというのが皆さんのご不満のようですが、冷蔵庫や電子レンジなどが揃った食事可能スペースも吹き抜けで開放的。

お洒落でゴージャスすぎて、言葉もありません……。どなたの趣味なのか、1階にはボルダリング用の壁があります。
私が一番、感動したのは、この神経科学の研究所には最初からアウトリーチのためのスペースが設けられていることでした。市民や子どもたちがレクチャーを聴いたり、簡単な実験をしたり(しかも最新の顕微鏡を使ったりしながら!!!)できるエリアが備えられているのです。
以前、ゲッチンゲン大学を訪れた際に、XLabという、建物まるごとサイエンス・アウトリーチ用という組織があることを知りましたが、日本にもそういう仕掛けを作れたらいいのになぁと思います。
科学館や博物館という場所だけでなく、毎日、研究者が日々の営みを行っている場から直接アウトリーチするというのが重要なポイントだと感じました。
画像はランチのときに撮影したもの。数年ぶりのニューヨーク訪問の良い思い出として。


屋台のお店。

ホテルの近所にあった老舗スーパー。

オリーブだけで何種類あるのか……?

ホテルのロビーで誰かがインタビューを受けていました(ごめんなさい、肖像権無視ですが……)。