毎日メディアカフェでお話ししてきました
毎日新聞科学環境部の元村有希子さんのサイエンスカフェに呼んで頂き、「脳の発生からみた自閉症」というテーマでお話しさせて頂きました。ちょうど2冊の拙著、『脳の誕生 発生・発達・進化の謎を解く』(ちくま新書)と、『脳からみた自閉症 「障害」と「個性」のあいだ』のエッセンスを、さらに凝縮したような内容になりました。
事前申し込み多数、さらに予測よりも当日ご参加の方が多く、会場は大入り満員、ぎゅうぎゅう詰め。有り難いことです。
三割くらいが脳の発生について、七割くらいが自閉スペクトラム症(簡略のため、この日は自閉症で統一)について興味があって来場されました。
「ハンドアウトが難しいので、噛み砕いて話して下さい」と主催者から言われていましたが、あえて専門用語は残していたのでした。でも、もっと一般的な聴衆を前にお話しするときは、さらに易しいバージョンを用意すべきですね。
脳の発生プログラムが複雑精緻なこと、なので、ちょっとしたバグが入っても不思議ではないこと、それが例えば自閉症に繫がることをお話ししました。
また、脳の発達が3歳で完成ではないこと、自閉症の発症がワクチンのせいではないことなども指摘しておきました。
追って内容をまとめた記事もリンクしておきます。
【追記】毎日メディアカフェ