所掌業務の一つに附属図書館長が加わり、本日初めてのお打合せを行いました。
世界最古の図書館は、紀元前300年、プトレマイオス朝の頃にエジプトのアレクサンドリアに作られたものとされています。以来、種々の文書を集めた場所こそが学術の殿堂と考えられてきましたが、今世紀に入ってヴァーチャルな情報の量も重要性も増し、図書館の役割も変化してきています。
数年前に改修された
本学附属図書館本館は、一階のスペースのかなりの部分は、机と椅子とPC端末が置かれ、学生さんが調べ物をする、グループ学習するなどの目的に使われるようになりました(
「ラーニングコモンズ」と呼ばれています)。


こちらは飲食可なエリア。外にはシアトルズ・ベスト・コーヒーも入っています♬
実は、子どもの頃になりたかった職業の一つが司書だったのですが(古本屋のオーナーというオプションも)、現代では「こんなことを調べたい、こんな本はあるでしょうか?」という要望に対応するよりも、検索の仕方を教える方に軸足が移りつつあるといいます。また、附属図書館もグローバル化を推進しており、さまざまな国からの留学生がコンシェルジュとなって、種々の対応にあたっています。

とはいえ、地下の収納庫のエリアに足を踏み入れると、大好きな本の匂い、紙とインクの香りに包まれ、やっぱり図書館ってこうじゃなくちゃ、的な気持ちにもなりますね。さらに貴重書籍も多数……。
新しい農学分館のある
青葉山コモンズ(より正確には、農学部講義室と図書館(農学分館)、ラーニングコモンズからなる複合施設で、食堂とショップも備えた新キャンパスの共有地(コモンズ))も訪れたいですね!
ちなみに、研究室の元秘書さんだった方が現在、附属図書館勤務となっていてびっくり! さらに、本日、お打合せした職員の方はなんと、以前、2007年、夏目漱石が朝日新聞社に就職してから百周年に加え、江戸博物館十五周年と合わせ、東北大学・朝日新聞とのタイアップ企画、「
文豪・夏目漱石—そのこころとまなざしー」が開催された折に、「漱石羊羹」を独自企画として地元の白松がモナカさんと作られた方でした!!! ご縁に感謝します♬
【関連拙ブログ】