新学術領域「個性」創発脳の主催で行われた第1回USVs研究会に参加するために鹿児島へ行ってきた。
USVとはultrasonic vocalizationの略で、ラットやマウスなどの齧歯類の音声コミュニケーションのこと。ラットでは22 kHzの不快なときのUSVや、50 kHzの快を感じている(らしい)ときのUSVが知られている。雄から雌への求愛のラブソングや、雌同士のお喋りのようなUSVもある(雄同士のUSVは少ない)。
生後1週間くらいの間は、母仔分離超音波発声といって、お母さんから話されると超音波域でのコールが発せられ、これによって母は仔を探して巣に連れ戻すという母性行動を示す。この仔マウスのUSVはとくに、自閉スペクトラム症の子どものコミュニケーションのモデルとして着目され、ここ10年の間に劇的に論文数が増えた研究分野となっている。
その報告は別途、領域のHPに掲載するとして、初めての鹿児島市訪問だったので、画像を残しておきたい。

市電のある街の風景は、何か穏やかな気持ちになる。実は
鹿児島市はナポリ市と姉妹都市になっていることを初めて知った。桜島とポンペイ火山などの類似性から、1960年に盟約が結ばれたらしい。

市内を流れる甲突川は美しい景色を生み出している。この橋の明かりは見ていると色が変わる。


鹿児島大学構内のヤシの木。南国です♬
ちなみに、仙台からはダイレクトには行けないので、今回は伊丹乗り継ぎ。行きは紅組、帰りは青組。紅組の小さい機体は新しくなっていて快適。