ラテラル・コミュニケーション

仙台の2月3月は、陽射しが春めいてきているのに、風が強い日が多くて、体感温度はまだまだ低いという時期です。
研究室は年中無休で機械が放熱しているのでぬくぬくしていますが。

5号館のつぶやきさんのところでラテラル・コミュニケーションというエントリーがありました。
N木さんとの話の中で、科学技術コミュニケーションに関して、異分野の科学者同士のコミュニケーションが欠けている現状の話がちょっと出てきました。CoSTEPなど科学技術コミュニケーションを標榜するグループは、今まで主に科学者と市民の間のコミュニケーションについて心を砕いて来ましたが、最近になって「実は異分野の科学者同士のコミュニケーション不足はもっと深刻なのではないか」という声があちこちで聞かれるようになってきています。


異分野交流というのはこれまでにもいろいろありました。
私自身が関わってきたものとしては、日米先端科学シンポジウム(JAFoS)や、日米先端工学シンポジウム(JAFoE)などがありますが、今ひとつ発展的にならないのはトップダウンだからかなと思っていました。

一番身近な異分野交流は、数学科の友人Kさんとの会話です。
(エッセイ集→河北新報連載1/29、2/5、2/12など参照)
理系という点では同じ視点に立てるのですが、話す言葉はかなり違うし、そこがまた面白い。

こういう気楽な感じでコミュニケーションできたらいいなあと思っていましたが、そうか、「ラテラル・コミュニケーション」という言葉だと「異分野交流」という堅苦しさがありませんね。
言葉ってやっぱり大切です。

最近つくづく思うのは、大学の中で教員と事務系職員とのコミュニケーションがもっと必要だなあということです。
もっと一緒に大学を作るために協力できるはずなのに、大きな溝がある気がします。
「研究推進室」などが立ち上がって、これまでよりも共同作業をする方向にはあるのですが、まだまだ・・・
これから、テニュアトラック制度にしろ、さまざまな組織改革にしろ、力を出し合って進めないといけないと思います。
by osumi1128 | 2006-02-12 23:27

大隅典子の個人ブログです。所属する組織の意見を代表するものではありません。


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