韓国とのジョイントのミーティング出席のために済州島を初めて訪れた。正式名称は「2018 Joint Meeting between The Neurodevelopmental Biology Section of The Korean Society for Molecular and Cellular Biology and Japanese Developmental Neuroscientists」という長いものになる。

連携で行うのはこれで3回目。2回目を昨年3月にホストしたので、その折に来てくださった研究者にも再会できた。
日本の「神経発生討論会」は「日本語で徹底的に議論する」という伝統を大事にしつつ、少しずつ「でも、研究室には留学生もいるし、若手が国際社会で活躍できた方が良いよね」という方向に向いつつあると思うのだけど、今回の韓国でのジョイント・ミーティングは、All Englishで行われた。その分、トークの後に「では伝統に従って、最初は学生さんの質問を」という座長の言葉に対して、いつもすぐに学生さんからの質問が出た訳ではなかったように思う。
韓国では、ここ数年で、若手のジュニアPI(研究室主宰者)を増やしているようで、留学(もっぱら米国)から戻った世代が頑張っている様子が見られた。サイエンスも英語のレベルも、一昔前の研究者より格段に上がっている。
来年は浜松で第11回神経発生討論会が開催予定で、ぜひまたそちらにも参加してほしい。

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いくつか旅の記録として。

韓国側の主宰者Chong-Hyun Kim先生。

次期オーガナイザーでMCを務めたEun-Mi- Hur先生。彼女はきっと将来、分野を背負って立つ方になると思います。
日本側の参加者を取りまとめて頂いた新潟大学の竹林先生、お疲れ様でした。
夕食はバイキング&シッティングのスタイルで、ここではアルコール無し。真ん中が重鎮のSung-Oh Huh先生で、2019年のIBROのLocal Organizer。右は昨年日本に来て下さった・・・(名前が・・・)。
大きく写っているのが、やはり昨年来て下さったWoong Sun先生。追って集合写真も載せましょう。
ポスターセッションが夜の10時までありました。うちのラボから韓国人の大学院生が参加。ポスター発表は大盛況とのこと。その後、PIクラスの皆さんで飲みに行きました。
済州島は韓国の方々にとっての熱海か宮崎か、というリゾート地で、大学のリトリートなどでも使われるとのこと。小学生の頃にサイエンスキャンプのようなイベントで来たことがあるという方もいました。火山でできた島らしい(ブラタモリ向き?)。
手前は韓国の研究所で独立している小曽土さんがお子さんとSkypeしているところ。単身赴任だけど、LCCでしょっちゅう行き来しているらしいです。まぁ、お隣の国ですからね。
右側の女性の方は、今年の博多の成体脳ニューロン新生懇談会、奈良のISDNにも来られていた方。
今村さんとSun先生。
最後、2日目のランチが一番、韓国らしい食事だったかも。