英国ロイヤル・ソサエティ(RS)と日本学術振興会(JSPS)のコラボレーションによる2日間のミーティングに参加しました。トピックとして再生医療と材料科学の2つが立てられ、英国と日本の研究者、さらに若手も加わって40名弱の小さな会議で、トークの時間はたっぷり1時間ありました。再生医療のセッションの方に参加でしたが、神経幹細胞とPax6の話から、拡大解釈で自閉症モデルのことまで話させて頂きました。

(1日目ポスターセッション前の集合写真。岡野先生のFBより拝借)
英国側のコーディネータがエジンバラ大学のイアン・ウィルムット卿。クローン羊のドリーを1996年に作製された方です。PPTの不具合だかで、スライド無しでのお話で、再生医療にまつわる生命倫理について話されました。日本のコーディネータは慶応大学の岡野栄之先生。脊髄損傷やALSの再生医療に関する膨大な量のデータを、基礎から臨床までたっぷり話されて聴き応えがありました。キングズ・カレッジ・ロンドンのフィオナ・ワット先生は皮膚の幹細胞生物学の大家で、久しぶりにお話を聞きました。頭の整理された方のトークは言い間違いなども少なくて素晴らしいです。英国のMedical Research CouncilのExcecutive Chairも務められています。

(画像は、夕食前の様子。Fionaと談笑する岡野先生。真ん中はJSPSロンドン・オフィスのセンター長、上野信雄先生)

(ウィルムット先生ご講演)

(相変わらず迫力の岡野先生のマシンガントーク)

(1日目の夕食のテーブルの方々と)
2日目の最後にWrap Upとして、日英共同でどんなことができるかなどについてディスカッション。より人的交流や共同研究を盛んにする仕掛けが生まれることを願います。
【Royal Society関連拙ブログ】