このたびメディカル・サイエンス・インターナショナル(MEDSI)社さんより
『理系女性のライフプラン』という書籍が上梓されました。いわゆる「理系」のキャリアパスを考える女性の方や、そういうお嬢さんをお持ちの親御さん、高校の進路指導をされる先生、研究室に女子大学院生がいる大学教員など、多様な方々にぜひ読んで頂きたい本です!

もともとは元東北大学サイエンス・エンジェルの丸山さんと長濱さんが「こういう本があったらいいな」ということで考えて、私のところに持ち込まれました。幸いなことに、MEDSIさんの編集の藤川さま(画像)のところに持ち込んだら運良く拾って頂き、社内の企画を通して頂いて日の目を見ることになりました。(藤川さまには以前に『
カンデル神経科学』という書籍でお世話になっていたので繋がったのです♬)
私は「アドバイザー」という立場で、全体の企画や販促、オビと第1章に参画しています。第1章は丸山さん、長濱さんとの座談会で「研究者として歩む女性たちへのエール」です。
過日も『
世界を変えた50人の女性科学者』(創元社)というビジュアル・ブックが出たところですが、こちら『理系女性のライフプラン』は、もっと現場目線で、今、困っている方、悩んでいる方にとってきっとヒントとなるエピソードやノウハウが載っています。若手の体験談は男性含めて9名、さらに4名の方のコラムもあって、実に多様性に富んでいるという点が、単一の著者の本とは異なるものとなっています。同僚の中山啓子先生もコラムで登場!
さらに、巻末にはたくさんのお役立ち資料が掲載されています。例えば、旧姓の通称使用、学振RPD制度の利用、保育施設のことなど、誰に相談したら良いの?というようなときに、まず知識や情報を得るのに本書は最適です。単なる精神論だけではサバイブできませんからね。
ということで、ぜひ、全国津々浦々で多数の皆様に手にとって欲しいと思っています。大学附属や地域の図書館さん、行政の男女共同参画関係部署や、NPO団体さんなど、宜しくお願いします。1冊1500円(税別)は費用対効果有り余るくらいです。
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