毎年担当している歯学部2年生対象の「人体の発生」では、外部講師の方に特別講義をお願いしています。今年は母校の後輩の井関祥子教授にお願いしました。前回は震災前で、たぶん8年ぶりくらいのことになります。

井関先生は、同じ研究室で学位を取られ、その後、オックスフォード大学に留学された後、2007年より元の研究室で教授になられました。顔面形成を専門とする世界でも数少ない研究室を主宰されています。Exo Uteroという子宮外手術というユニークな技術も持っておられ、頭蓋骨の早期癒合症や単眼症などの顔面先天奇形の発症メカニズムについての研究を展開されています。

学内でも種々のお役目が回ってきているようですが、日本分子生物学会ではキャリアパス委員会関係でも中心となって活躍されています。バランス感覚のある調整力の高い人材は貴重ですので、これからも頑張って下さい!