大学時代、朝からテニスコートでラケット振っていたのは違う自分だと思えるくらい遠のいてしまいましたが、元硬式テニス部です。今回の
大坂なおみ氏の全米オープン初優勝、世界ランキング7位浮上は、関西の台風被害、北海道の震災と続く中、本当に素晴らしい話題となりました。(
画像はスポニチさんのAP通信経由のものを借用させて頂きます)

大坂氏にとって憧れのセリーナ・ウィリアムズとの対戦は、セリーナにとっては2017年9月に難産の末の出産後ということもあり、まだまだフルカムバックではなかったのでしょう。二十歳そこそこの小娘の方が万全の体制で臨んできたことに対して、自身のサービスゲームを落としたときに気持ちが大きく動揺したに違いありません。結果として、審判への講義やら、ラケットの故意の破損などもあって異例のゲームペナルティに繋がり、それがまた大坂なおみ氏にとって有利な方向となって、ストレート勝ちに終わりました。
記念式典がブーイングで始まったこと、ちっとも嬉しそうにできなかったことなど、種々ありますが、全米テニス協会会長のKatrina Adamsが、先に準優勝のセリーナ・ウィリアムズを紹介する際に「貴女はロールモデルとして素晴らしい活躍をした」と話したことが印象に残りました。妊娠・出産などのブランクを乗り越えて復帰するセリーナには、これからも頑張ってほしいと思います。
そして、大坂なおみ氏はまさにこれからのロールモデルです。日本人として男女超えて初のグランドスラムでの一冠を得たことは、歴史に残る快挙です。
記者会見では、男性の記者から「貴女はなぜ、お父さんの姓ではなくてお母さんの姓なのですか?」という、なぜそんなことが優勝会見で必要なのかという質問に対して、「2014年のときから使っているジョークを言いましょう。大阪で生まれるとオオサカという姓になるのです(笑)」と切り替えしていたのが素晴らしい。意地悪な質問をユーモアやウィットでかわせるということは、彼女が聡明である証と思います。ちなみに、大坂なおみ氏はアメリカ人の父と日本人の母を持ち、日本で生まれたことによって二重国籍を持っています。
どうぞ、ゆっくり休んで、また次のチャレンジに向かって下さい! 本当におめでとう!!!