「ボルツマン定数」などに名前を残すオーストリアの科学者ルートヴィッヒ・ボルツマンの誕生日を記念して行われている「ルートヴィッヒ・ボルツマン・フォーラム」に呼ばれました。

エントロピーの概念などを打ち出した物理学者・数学者であるだけでなく、ボルツマンは非常に多才な方であったと、コーディネータの
ゲルハルト・ファーソル博士からの紹介がありました。ゲルハルト博士はボルツマンの孫にあたる方です。また、ボルツマンは自分の妻も含めて、女性科学者の支援者であったとも。

最後のスピーカーは
インスブルック大学のペーター・ツォラー博士で、量子コンピューティングについて。低温の原子を使って動かすことを目指しているとのこと。

私のファーソル先生のすぐあとで、「父加齢による子どもの発達障害リスク」に関して話しました。ちょうど、その
主なデータはbioRxivに上げたところでした。このプロジェクトはちょうど震災後に立ち上げたので、かれこれ7年ほどかかったことになります。これからさらに本投稿に向けてブラッシュアップします。ボルツマン先生をリスペクトして、bioRxivに上げていないデータである母子分離超音波発声の「エントロピー解析」についても紹介しました。
初めて訪れたオーストリア大使館は元麻布の閑静な住宅街にあって、麻布十番エリアから歩いて行く間、すでにオープンカフェを開いているお店もあって、お洒落な東京の雰囲気を少しだけ味わいました。