世界自閉症啓発デーに向けて:イベント告知ほか

さて、「3.11を忘れない」系の報道も一段落でしょうか……。自分にとっては間違いなく忘れられない出来事ですが、「忘れない」ことをイベント化することに興味はありません。大震災の経験をどのように活かすかの方がずっと大切だと思っています。

3月8日の国際女性デーに続いて、4月2日は国連が「世界自閉症啓発デー」として定めており、日本でも関連イベントが為されます。4月6日(土)のシンポジウムの申し込み締め切りは3月18日とのこと。

それに先立つ3月26日に以下の自閉症関連イベントが開催され、パネル討論に登壇します。

*****
【自閉症学(Autism Studies)シンポジウム2019のご案内】
 日時:3/23(土)9:30-17:20
 会場:早稲田大学戸山キャンパス・38号館・AV教室
 主催:学際的自閉症研究会&自閉症学共創思考サロン

「自閉症」を読み解くことは、私たちの社会そのもの、ひいては「私」そのものを読み解くことにつながります。
私たちは、昨今社会的にも話題となることの多い「自閉症」を理系学問だけではなく人文系・社会系の学問や社会における経験知も合わせて総合的に捉えるべき現象として研究する、多様なアプローチの束としての「自閉症学(Autism Studies)」を提唱するシンポジウムを開催します。
多くの方の参加をお待ちしております。

 ・参加費無料です。
 ・参加には登録が必要です。下記申し込みサイトからお申し込みください。(会場の都合により定員は登録先着300名様までとさせていただきます。)
 ・登録先着100名様に、当日会場で関連書籍資料をプレゼントいたします。

シンポジウムご案内&参加申し込みサイト
*****
d0028322_15081387.jpg
この「関連書籍資料」とは『自閉症学のすすめ オーティズムスタディーズの時代』(ミネルヴァ出版)で、私も「第8章 生物学」の分担執筆をしています。

実は、自閉症の基礎研究を始めたのは15年ほど前にさかのぼりますが、8年前の震災は一つのターニングポイントとなりました。研究室が被災して実験ができなくなったときに読んだ総説がきかっけで、「父加齢の影響」についてモデル化して検証することを開始したのでした。

その成果を過日、bioRxivというプレプリントサーバにアップし、一つの区切りとなりました。次は「論文」として発表することで、ここからがさらに大きな戦いですが、内容は公開されています。
d0028322_15094654.gif
来年の自閉症啓発デー関連シンポジウムでは、ぜひ自閉症発症メカニズムの基礎研究なども取り上げて欲しいところですね。

【ご寄付のお願い】
私たちの自閉症発症メカニズムや脂質脳科学に関する研究へのご支援をお願い致します。
現在、文部科学省からの研究費も頂いていますが、年度をまたいだ論文雑誌購読やマウス維持管理等の費用に使えない等の制度上の問題があり、そのような使徒にも使える委任経理金が不足しています。
少額でも有難く、1口1万円から受け付けます。
必要書類は下記の「寄付申込書」をダウンロードして頂き、必要事項を記入の上、メールでお送りください。
皆様のご理解とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。


by osumi1128 | 2019-03-16 15:20 | 自閉症 | Comments(0)

大隅典子の個人ブログです。所属する組織の意見を代表するものではありません。


by osumi1128
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30