過日、国立科学博物館の評議員会に出席後、
天皇陛下御即位三十年記念展示 企画展「天皇陛下の御研究と皇居の生きものたち」を駆け足で観てきました。(科博ったら太っ腹で、撮影可でした!)
今上天皇はハゼの分類などの研究をされており、いくつも論文を書かれています。ハゼの特徴を捉えたスケッチも素晴らしい。(下記の画像の下の方の図)
天皇陛下はfamily nameをお持ちでないので、「Akihito」というお名前だけが著者名となっています(例えばこちらは
Geneという雑誌に掲載されたもの。秋篠宮も共著者ですが、こちらはFumihito Akishinonomiyaなのですね……)。
陛下はスウェーデンのリンネ協会の名誉会員であり、また、平成10年には,英国王立協会(ロイヤル・ソサエティ)から、科学の進歩に顕著な貢献のあった元首に贈られるチャールズ二世メダルも授与。

陛下のされた中で私が一番好きな研究は、皇居に生息するタヌキの食性を採取した糞から調べたというもの。
無事に譲位なされたら、ゆっくりご研究の時間も取れると良いですね。
特別展を見損ねた方は、こちらをご参考に。