4月11日に第4回春の神経発生研究会を開催し、合わせて研究室の20周年のお祝いの会を片平北門会館にて開催しました。スペシャルゲストとして、20年前にストラスブールの研究室を訪ねさせて頂いたご縁のあるFrancois Guillemot先生(Crick研究所)をお呼びし、さらに、筑波大学の睡眠科学国際研究所(IIIS)でジュニアPIとなった元学生の櫻井勝康さん、現在、Harvard/MGHでポスドクをしている元ポスドクのNannan Guoさんも招聘しました。
その他、第一号の大学院生で、現在、自治医科大学の准教授となった高橋将文さん、助教として参画し、現在、京都府立医大の准教授である野村 真さんはじめ、多数の元ラボメンバーが駆けつけてくれ、交流会の間にフラッシュトークで近況をお話頂きました。現在、他の研究室に移られたテクニカルスタッフや秘書の方にも会えて何よりでした。
企画の準備や運営、種々のヘルプをして頂いた若松准教授、稲田講師、吉川助教、木村助教、そして研究室の技術補助員、事務補助員の皆さん、学生の皆さん、本当に有難うございました。学生さんにとっては、alumni networkをこれからのキャリアに活かしてもらえたらと思っています。
この素敵なお祝い(薔薇のお花で20の数字になっています)は初代のポスドクさんだった沼山恵子さんからのサプライズ。現在は医工学研究科の准教授をされています。
フランソワ・ギルモア先生の最初のスライドに、ちょうど20年前のスライドが出てきてびっくり! こちらは現在のCrick研究所のラボメンバー。
お昼に撮った集合写真。桜はちょうど満開。前日夜に雪が降ったというサプライズ付き。
相変わらず飄々とした勝さん。
Amar Saheyラボでさらに成長したNannanさん(現在、中国と米国で独立ポジション探し中)。
この20年の間に、というよりも震災後に研究室の国際化が進みました。この4月は大学院生としては日本人の学生さんが2名、留学生が5名です。おっと、ここに一人写っていないので……。
今年の新人、中畑さんも載せておきました。頑張ってね!
夕方の交流会のはじめに、ミニ鏡割りというイベント。初代大学院生の一人、高橋さんが割るところ。送って下さったのは金沢医大の助教となった元ポスドクの酒井大輔さん。
夕方になってさらに集まったメンバーとともに。
Best Question AwardのLinglingさん。
Best Presentation Student Awardの舘花さん。
さらに遅くなって駆けつけてくれた元学生の酒寄さん、鈴木さん。
二次会終了後の集合写真。この後、若い方々は・・・
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20年の間には色々なことがありました。研究室自体も「生き物」ですね。教員2名、大学院生2名に秘書さんが加わり立ち上げた研究室は、だいたい20名くらいのメンバー(出入りしている医学部生含む)のサイズで維持しています。ちょうど約8年前の東日本大震災を乗り越えることができたことは有難かったです。あと少し、どうしてもやり遂げたいことがありますので、頑張ります。
実は20年前の桜の時期に、大切な友人を失いました。その後しばらく、桜を観るのがどうしても辛いという時期もありましたが、徐々に変わってきました。とくに震災後、あんな大変なことがあっても、季節は巡り、桜はまた咲くということに癒やされました。そのことを忘れないという意味も込めて、3年前からこの時期に元ラボメンバーを呼んでの研究発表会を行っています。今年はその拡大版となりました。
皆さんがそれぞれの人生を楽しんで頂けたらと願っています。