公共放送ネタが続きますが、ちょうど金曜日、TVを付けたら「チコちゃんに叱られる!」の放映中で、本学の「金属材料研究所」というテロップが見えて、おっと!ということで画面を撮影しました。
詳しくはこんなサイトを参照下さい(磁石の話はかなり下です……)。
取り上げられたのは「磁力」の話題。「磁石はなぜくっつくのか?」というチコちゃん(5才)の疑問にまず答えたのは東京大学の齊藤英治教授。「原子の向きが揃うから」というご説明。
センターのミッションは下記(HPより転載):
20MWを超える大電力を用いた水冷マグネットが中心となっているほとんどの強磁場施設の中で、唯一超伝導技術に着目した強磁場マグネットを開発しています。 特に、液体寒剤を用いない無冷媒超伝導マグネット技術は世界的に独創的な技術で、最近では世界唯一の28T省エネ型無冷媒ハイブリットマグネットや、高温超伝導マグネットを内包した25T無冷媒超伝導マグネットの開発に成功しました。
また、これらの強磁場環境を用いて、次世代超伝導材料の研究開発、強磁場発生技術開発、 強磁場物性実験、強磁場中での材料開発研究 を推進しています。
高橋弘紀助教が「無冷媒型超伝導マグネット」という装置をご案内。なんと25T(テスラ)とのこと! 普通のMRIは3テスラくらいまでですから、桁が違う……。強い磁場が働くので撮影にも苦労された模様。
で、行った実験その1は……
「ちくわを浮かす」。
すでにリニアモーターカーのような応用がある訳ですが、世界で初めて「ちくわを浮かす」ことに成功!
実験その2は……
「カッパ巻きを浮かす」で、その画面をキャプチャ(サムネイル画像)。
これはギネスに認定されないのでしょうか?
ちなみに、なぜちくわとカッパ巻きが選ばれたのかというと、それなりに水分が含まれていた方が良い(水分子の向きが揃うから?)と高橋先生は言われていましたが、あと、装置に入れるのにちょうどよい大きさやカタチということもあったのではないかと思います。
ともあれ、本学広報担当としては、視聴率15%越えの公共放送番組で放映されるなら「事前に連絡してよね〜」案件でした。みなさん、ぜひ「オンデマンド」で観るか、「再放送リクエスト!」を!!!