1907年に設立された東北大学は日本で3番めの帝国大学として発足しましたが、初代総長、澤柳政太郎の開学の理念の一つ「門戸開放」のポリシーのもと、1913年、第2代総長の北条時敬の時代に日本で初めて、3名の女子学生の入学を認めました。その発表された日を記念して「女子大生の日」が8月16日として挙げられています。
お茶の水女子大学のルーツは1875年に開校した女性のための高等教育を担う官立の東京女子師範学校です。1885年に東京師範学校の女子部となり合併され、1890年に分離し女子高等師範学校と名称が変わりました。さらに1908年、奈良女子高等師範学校(現 奈良女子大学)の設置に伴い東京女子高等師範学校と改称されましたが、いわゆる「女高師」という略称はこの頃の名称にもとづきます。第二次世界大戦後の1949年、国立学校設置法により新制大学「お茶の水女子大学」となったという長い歴史があります。
東北帝国大学に入学した最初の3名の女子学生のうち2名は、女子高等師範学校の卒業生であり、その一人、黒田チカ氏は、さらに東北大学で理学博士を取得後、母校である東京女子高等師範学校に戻られ教授となりました。ご家族から遺贈された黒田チカ博士の各種資料約7000点は
東北大学の史料館て整理され保管されています。
お茶の水女子大学のディジタルアーカイブズにも各種資料が残されています。
東北大学大学院理学研究科には女子大学院生を対象とした「
黒田チカ賞」が(授与母体は青葉理学振興会)、お茶の水女子大学には
お茶の水女子大学賞の一つとして「黒田チカ賞」が設けられ、若手女性研究者を応援しています。
このようなご縁のある両大学が、このたび、AI・数理・データリテラシー教育、グローバル女性リーダーの育成、ダイバーシティの推進等を目的として、包括連携協定を締結することとなり、昨日、その締結式が東北大学東京分室において執り行われました。
今後、人材交流等含め、それぞれの強みを活かした両校の連携がいっそう強まることを期待します!
【参考リンク】
画像は広報室撮影。

記者会見配布資料より東北大学とお茶の水女子大学とのご縁と立ち位置について。