父他界(その3):後期高齢者の心筋梗塞

父が亡くなって2週間が過ぎました。正直なところ、まだ実感がありません。母とは四十九日の相談やら何やらを進めていますし、実家を訪れれば遺骨と仮位牌が飾られていますが、毎日、顔を見ていた訳ではなく、さらに言えば、私が小学生の頃から、当時の水産庁(のちに農林水産省)の遠洋水産研究所(今は国際水産資源研究所)に単身赴任であったことも影響しているのかもしれません。

祖父が亡くなったのが94歳でしたし、巷に溢れる「100歳まで生きる」ノウハウ本の影響か、大腸癌から無事に復帰したあと、90歳は軽く越えてもらえるものと、身勝手に考えていました。悲しい気持ちよりも先に、なぜ89歳での死を防ぐことができなかったのかという悔いの方が残ります。

83歳で大腸がんの手術をしてからは、定期的に病院にも通っていたので、糖尿病については本人も周囲も注意していました。また、何度か転んで大変だったので、定期的に筋力を高めるような運動するようにとは、しじゅう伝えていました(行ってはもおらえませんでしたが……)。昨年夏は熱中症のような症状もあったので、水分補給についても、AmazonでOS-1を送ったりしていましたし、ビタミン・ミネラルのサプリも届けました。年相応に耳は遠くなってきたので、補聴器を勧めたのですが、それは受け入れてもらえず。認知症については、おそらく人一倍、それだけはなりたくないと思っていたと思います。区立図書館から本を借りてきて読むだけでなく、新聞の数独や、ナンプレの本、最近はスマホのゲームで数独や漢字テストのようなものを行っていたようです。
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……が、心臓については、これまで指摘を受けたということはなく、まったく想定外でした。一人前の後期高齢者なのですから、当然ながら、心臓や血管系の機能が落ちていくことは十分ありえたのですが……。

父が亡くなってから種々、調べてみると、高齢者の場合、心筋梗塞の典型的な症状が出にくいことがあるようです。また、もともと痛みや辛さをあまり口にすることが無いタイプで、その日の朝も「気分がすぐれない」という訴えだったとのこと。「吐き気がある」ということを、もっと重くみて、朝の時点で病院に行っていたら、と思うと悔しくて私自身が息苦しさを覚えます。

さらに、最近、歯周病(いわゆる歯槽膿漏)が全身の生活習慣病の原因になるということに注目されています。口腔内ケアが誤嚥性肺炎を防ぐことについて、だいぶ周知が進んだかと思いますが、例えば、歯周病と糖尿病の間には、糖尿病のせいで炎症が起きやすくなり、歯周炎(歯茎の炎症)が起きやすくなるだけでなく、歯周病によって糖尿病になりやすくなる、という関係もあるようです。さらに、歯周炎により狭心症や心筋梗塞が生じやすくなるということもあるのです。もっと父に口腔内ケアに気をつけてもらうように進言すべきでした。……歯科医師免許を持っているのに……。

実際、以前は新富町の歯科医にかかっていたのですが、その先生がリタイアされてから行きつけがなかったようで、最近になって、近所のかかりつけ医のご紹介で比較的近くのクリニックに通うようになったらしいのですが、もっと早く行ってもらっていれば良かったのではと思わずにはいられません。

さらに言えば、心臓の発する危険信号として歯に痛みがでる場合がある、という記載もあり、おそらく、その時点で心臓の方もチェックしてもらえば良かったのかもしれません。循環器内科にかかって、血栓形成予防のために少量のアスピリン製剤投与という道もあったのではないかと思うと本当に無念です……。

*****
たいへん有り難いことに、日本鯨類研究所により、以下のように「偲ぶ会」を執り行って頂くことになりました。本メールにも残しておきます。

日時 令和元年 12月23日(月)午後1時より
会場 ホテル マリナーズコート東京 4階 白鳳
東京都中央区晴海4-7-28
電話 03(5560)2525
会費 10,000円
お問い合わせ (一財)日本鯨類研究所 総務課
電 話 03(3536)6521
FAX 03(3536)6522
MAIL: shinobukai@i-cr.jp





by osumi1128 | 2019-11-16 07:43 | 雑感 | Comments(0)

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