投稿が前後しますが、過日ご案内していた「
総長を囲むチャリティ新年会」は去る1月15日に無事に終了しました。(画像は男女揺動参画推進センターの報告記事から拝借しています。)

20名ほどの方々にお集まり頂いた他、ご欠席の方々からもご支援を頂くことができました。開会にあたり趣旨説明をさせて頂き、今回、東北大学女性研究者育成のための「紫友会」を発足させて頂きました。頂いたご支援はまとめて紫友会の名義として「東北大学男女揺動参画推進基金」に寄付させて頂きます。主に若手の女性研究者の方の出張や研修の旅費の支援などに充てることを想定しています。

総長から、本学の女性研究者の活躍に期待するメッセージが伝えられ、乾杯のご発声の牛尾幹事からは直近のジェンダーギャップ指数についての言及もありました。我が国の指数が昨年よりさらに悪くなっていることは、他の国々が時代の流れに合わせて変化しているのに対して、その変化が遅いことによると思われますが、おそらく、現在の日本で同様のことが種々の分野で生じているものと想像されます。

懇談後に、史料館の加藤先生から「日本初の女子大生誕生物語」のミニトークが披露されたのですが、1913年に当時の帝国大学として初めて女性が入学するに至った経緯の中で、これまで知らなかったこととして、実は4名受験していて、3名が合格になったこと(こちらをよく読めば書いてありました……)、8月16日に合格発表の新聞報道が為されたのは、実はリークで、既成事実化するためだったのではないかという考察などが興味深かった点でした。
お開きの前に、今年度で退職される水野紀子先生にご挨拶を頂きました。水野先生は本学で女性で初めて部局長(法学研究科長)を務められた方です。メッセージは
最新号のニュースレターのコラムにも掲載されています。
締めのご挨拶は芳賀満先生。UNESCOの委員などで飛び回っておられますが、働いて家事育児もするお父さんのロールモデルでもあられます。私自身、いろいろなところで行う講演で「日本は男性の働き方を変えないとすべてがスタックする」と伝えています。