学会3日目(3月22日)
2006年 03月 24日
この後、さらに別の方とのアポイントがあるので失礼します。
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やはり朝は4時くらいに一度目が覚めて、それから6時くらいまで横になって粘る。
7時半の朝ご飯が本当に待ち遠しい。
たいてい円卓で一人食べ始めると知り合いが「ここ、いいですか?」と寄ってきて、それから延々、食べながら喋りながらの優雅な朝食となる。
今日は少し陽が射して暖かいのが嬉しい。
ヨーク大学というのは1960年代にイギリスでできたいくつかの大学の一つである。
イギリスの大学といえばオックスブリッジやらロンドンのキングズカレッジやらエジンバラやらと、亡霊が出そうなくらいの歴史を感じさせる大学しか訪れたことがなかったが、ここは建物の作りや寮の設備が「アメリカ的」な印象である。
キャンパスの中央部に運河のような川が流れていて、鴨だか家鴨だかがのんびりと浮かんでいる。
朝は彼らの声も目覚める原因だ。
野ウサギ(だと思う)が走り回っているのも目撃した。
ピーターラビットの世界である。
BSDBもBSCBも会員の新規開拓のために、「今登録すると抽選でiPodが当たります」キャンペーンを張っていた。
即物的だが効果はあろう。
このような「合宿形式」の学会は人と知り合うチャンスが多くなるのがよい。
とくに若い人たちには重要なことである。
ご飯が美味しくないのは期待していないことだから良いとして、困ったのはインターネット環境だ。
まさか、学会会場で使えないとは思っていなかった。
寮からも電話回線を使うしかなく、しかも5ポンド(1000円以上)ものチャージがかかるらしい。
多くの人たちがダウンタウンへ出てインターネットカフェでつないだらしいが、それもかなり暴利の模様。
まあ、どこまでも電子メールが追いかけてくることは、必ずしも良い訳ではないし。
今回はDoCoMoの携帯を海外ローミングにしてきたので、いざというときには携帯メールが使えるのだが、やはり携帯で長いメールを打つのは苦痛である。
(携帯で打った原稿を本にした人がいるらしいが、驚異的である。きっと神経ネットワークも違うだろう)
電話も同じ番号で日本からかけてもらえるというのは便利。
滞在先が変わっても問題ないし。
今日は夜に学会主催のexcursionがあり、Castle Museumというところに行くというのでちょっと期待したら、中に展示されていたのは18世紀くらいからの部屋の再現やら日常品やらでがっかり。
博物館の中でビュッフェスタイルの食事が出たが、通路に大勢の人が溢れかえっていて落ち着かない(しかも美味しくないし・・・)。
やはり時差はまだ残っていて、10時過ぎには眠い。
明日はいよいよ最終日で、ヨークからエジンバラに移動する。