女性研究者支援モデル事業採択!
2006年 05月 24日
見て頂くと、いろいろな施策が挙がっているが、半分から下あたりまでカーソルを動かして頂くと「女性研究者支援モデル育成」の採択課題10件が載っている。
(ただし、本日の時点ではその内容のPDFがまだリンクしていません)
応募件数は35件だったが、そこから採択された10件の中で、女子大学が4件あるというのは、女子大学こそ頑張って次世代の女性研究者を育てて下さいね、という意味なのだろう。
他の採択課題はどんな内容であるか分からないが、東北大学が数学科のK先生を中心として進めた申請が通ったのは本当にめでたいことだ。
ただし、お金が付いたということはそれだけ義務が派生するということでもある。
これからが大変ということもあるが、是非若い世代の方達が羽ばたいて欲しいと思っている。
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今日は午前中、学術会議の男女共同参画分科会の会議に出て、学協会男女共同参画学協会連絡会の報告をした。
他に、この分野において先駆的な応用物理学会の取り組みとして、日本女子大学の小舘先生からもご報告があり、さらに、企業の取り組みとして、東芝の土井さんからお話があった。
国際競争力を高めることに意識の高い企業においては、多様性こそがその要であるということが共通認識であり、そのためにも、女性の登用が重視されているというお話を伺った。
それって、ちょうど、環境が厳しいときには、遺伝子型の多様性(変異)を生むことが生物の生存戦略であり、有性生殖はまさに遺伝子型の多様性を生み出すために進化したシステムであるということを思い出させる話だと思った。
つまり、遺伝的に均一な生物集団は、急激な環境の変化に対応できずに死滅する、ということである。
こういう話をタカ派の国会議員の前でしたらどういう反応をされるのでしょうね?
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東北新幹線の車窓からは、田植え後の瑞々しい田んぼが目を和ませてくれた。
仙台に戻って教授会と研究戦略委員会に出て、ざーっとメールチェックして、その後すぐに、元ボスのご接待に向かう。
何のために仙台に来られたのかと思ったら、7月に「人体」のプラスティネーションの展示を自然史博物館で開催することに一枚咬んでおられて、そのボランティア確保等のご相談であった。
こういう美味しいバイトの話って、どんな風にリークしたら公平なんでしょうね?