歯が欠けた!
2006年 05月 25日
幸い痛みはない。が、出張の間に歯医者に行く時間はなく、さらに昨日戻ってきても教授会やらなんやらで無理。
ようやく、今朝、歯学部のK先生に「どこに行ったらいいでしょう?」とメールを打って、「それは大変。こちらに行きなさい。電話を入れておきました」というお返事を頂いて一安心。
思えば、仙台に引っ越してからは、どこの歯医者さんに行こうか、もちろん歯学部付属病院という選択肢もあるのだが、迷いつつ数年があっという間に過ぎていった。
元歯医者にあるまじきデンタルIQの低さ!
・・・で、ついに「そのとき」はやってきた。
さすがに、知識があるので欠けた歯をそのままいつまでも放置する気持ちにはなれず、今日、ジャーナルクラブの後に紹介された診療所(幸い大学病院の前)に伺った。
数年歯医者からご無沙汰している間に、レントゲンや口腔内写真をモニタに表示するソフトなど、非常に進化している。
一番心配だったのは、根の治療までしないといけないかどうか、だったのだが、そこまでは至らなかった。
専門用語で説明すると以下のようになる。
左側上顎6番大臼歯遠心隣接部に齲触(うしょく)C2程度。ゴールドインレイは脱落せず。インレイを撤去し、遠心部をスライスにてインレイの再窩洞(かどう)形成。寒天+アルギン酸にて複合印象採取。ゴールドインレイ装着予定。ユージノールにて仮封。※専門用語の漢字検索にかなり手間取った。
このプロセスに加えて、歯周病のチェックもして頂き、案の定、手入れを怠っていたことをきっちり指摘される(ゴメンナサイ)。
歯学部6年生の1年間の週日毎日と、大学院4年間の間の週1日は歯科臨床を行っていた経歴があるが、久しぶりの治療を受ける気分は、「するのとされるのは大違い」
先日エントリーした「採血」と同様に、高速タービンで歯を削られるのは大の苦手。
あの音はヒトが嫌悪感を感じる周波数帯に含まれる。
先生が「麻酔無しでささっとやりますか?」と言われるので「いえ、麻酔、して下さい(きっぱり)」
私が思うに、麻酔剤と抗生物質と鎮痛剤だけで人類がどれだけ救われたことか・・・
他の薬はこれらに比べたら無くてもほとんど変わらないくらいだ。
突然予約に割り込ませて頂いたのだが、1時間半かかって型取りまで。
次回は金属の鋳物(インレイ)のセットの予定。
その後、しばらく通って歯石などのお手入れをして頂くつもり。