御礼、お願い、お詫び

お昼前にタクシーで定禅寺通りを通過したときに、街路樹の欅が道の両側から覆い被さってトンネルのようになっていた。
昨日東京駅から二番町方面に向かう際にも、北の丸公園から三宅坂にかけて、しっとりとした緑が美しかったが、こういう景色を見ると、日本は水が豊富だということがよく分かる。
湿気が少ない方が過ごしやすい面もあるが、カリフォルニアに行くと、緑を保つのに、莫大なエネルギーを使っていることがよく分かる。
ほっておけば砂漠になってしまうところに、木を植え、電気を使ってスプリンクラーで散水して賢明に命をつないでいるという情景によく出くわす。
ところで、今年の梅雨は関東東北では雨が少ないように思うのだが、お米は大丈夫かしらん?

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ジャンクでないメールが一日100通を超える状態など、数年前まで想像もできなかった。
うちの大学のサーバははじいてくれないので、この2倍の量の迷惑メールが届いている。
まるで、夏場の雑草の刈り取りのように、刈っても刈っても生えてくるし、さりとて刈らないと伸び放題になって、大事なメールが埋もれてしまう。
シジフォスの岩のごとく、毎日懸命にメールを処理しているのは、人間的ではないように思うのだが、この方向に進んでいる現状を、自分一人で変えることも難しそうだ。

たいてい、朝一番のメール処理は「御礼メール」である。
前日までの、あるいは先週までの何かに対して、とにかく「御礼の言葉」を送るところから一日が始まる。
その次は「お願いメール」だ。
相手は共同研究者だったり、論文査読をお願いしている人だったり、研究以外の用事のある方だったり、学生さんだったり、秘書さんだったり、いろいろだが、最後が「宜しくお願い致します」で終わるようなメールを何十通も送る。
数は少ないが、「お詫び」のメールというものもある。
昔のボスに言われたことの一つに、「言いにくくても<言わないといけない>と思ったことは、なるべくすぐに言うように。そうでないと、ますます言いにくくなる。」という言葉がある。
「お詫び」はまさにそのカテゴリーに入るものなので、とにかくお詫びすべき事態が生じたら、可及的速やかにメールを入れる。
とにかく、メールの90%くらいは「御礼、お願い、お詫び」で成り立っているのではないかと思う。

私は電話のやりとりがあまり好きではないので、どうしてもメールを送ることが多い。
でも、相手によっては、第一段階としてメール(もしくはファックス)を送って、さらにそれからお電話をして、要点をかいつまんで話してアポイントを取る、といったことが必要な場合もある。
この「要点をかいつまんで」のところが難しく、相手のバックグラウンドに合わせて考えないといけない。
日々是精進。

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明日は夕方に「杜の都女性科学者ハードリング支援事業」の説明会@星陵・雨宮地区を開催する。
今年度の振興調整費で採択された事業であるが、例の一件で、今年度の開始が大幅にずれこんでいる。
とにかく、前を向いて、ハードルを越えなければ!

ところで、瀬名NEWSの方にカフェ情報がアップされました。
(追記:うまくTBできないのですが、7月3日のエントリーになります)
河北新報の記事などに飛べます。
by osumi1128 | 2006-07-05 01:02

大隅典子の個人ブログです。所属する組織の意見を代表するものではありません。


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