Gary Marcusに会いました

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いよいよニューヨークを発つところです。
昨日は『心を生みだす遺伝子』(岩波書店2005年刊行)の原著者Gary Marcusに会ってきました。
編集者の方からご連絡を頂いて翻訳を始め、途中で数回、メールのやりとりをしましたが、実際にお目にかかるのは初めてでした。
Sushi Sambaというブラジル&日本料理のフュージョンという店でランチをし、その後New York Universityにある彼の研究室を訪ねました。
子供の言語学習について研究されており、そういう研究室を実際に見学するのも初めてだったので、興味深く思いました。
会って早々、矢継ぎ早に質問を浴び、料理を味わうどころではなかったのですが、「ブラジル&日本料理のフュージョン」はなかなか興味深かったです(おつまみの枝豆にライムをかけるとか、味噌スープの中にコリアンダー(パクチー、あるいは春菜)が入っているとか、カリフォルニアロールをさらにエキゾチックにしたようなSamba Rollとか、ソテーしたSea bassに味噌が塗ってあるとか)。
6月に結婚したばかりというので、おめでとうを言うと、携帯に入っている写真を見せてくれ、「お名前は?」「Athene, the name of Greek Goddess」(いわゆるアテナの女神)ということで、後で気が付いたら原著の謝辞の中で3番目に挙げられている方でした。
彼女はカナダのMcGill Universityでやはり言語学のAssistant Professorなので、今は2,3週間に一度しか会えないとのこと。
「同じところでポジションを捜しているけど、たぶん僕が向こうに行くことになるかな」と言ってました。
世界中いずこでも研究者同士のカップルは多いように思いますが、現状では日本よりはポストが流動的なので捜しやすいでしょうね。
サインした日本語版を渡し、彼からは出版社から送られたものにサインをもらいました。
「Next time, see you in the other side of the earth!」といってNYUを後にしました。

写真はわかりにくいですが、Pax Wholesome Foodという(たぶんチェーン化されている)お店です。
パン、サンドイッチ、スープの類だけでなく、カスタムメイドのサラダ(green leavesのベースを3種類くらいから選び、さらにトッピングを30種類くらいから選んで、最後に好みのドレッシングで和えてもらう)などがあり、健康志向のNew Yorkers(すべての人がそうではない)に受けそうなスタイルでした。
あ、でもいかにも甘そうな(食していませんが)スィーツもあるので、どこがwholesomeなんだかなあ、という感じではありますが。

*****
長旅もいよいよ終わり。では、これからゲートに向かいます。
・・・と思ったら、機体整備の遅れで、すでに2時間経過。やれやれ・・・
先日うちの学生さんは別のミーティングの復路でやはりJFKで6時間待ちになり、その日のうちに仙台に戻れなかったらしいので、同じことが起きないことを祈るのみ。
by osumi1128 | 2006-08-06 01:47 | 雑感

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