班会議
2006年 08月 25日
5領域がまとまって行うので、参加者が400名くらいという大型のミーティングになる。
企画運営に携わっておられる方々は本当に大変なことと思う。
もちろん我々も自分の領域のセッションを行うのに「若手クルー」を出したりして、コンピュータと液晶プロジェクタの管理や部屋の調光などをお手伝いしているが、全体を仕切っておられる先生方は本当に大変だ。
昨今、学会はいわゆる「学会屋」という会社が成り立ち、会場関係は一手に面倒を見てくれるようになったが(その分もちろん費用は派生するが)、班会議レベルはやはり研究者コミュニティーが中心となっている。
しかも、「統合脳」は年に2回も班会議がある・・・(涙)。
とはいえ、こういう機会がなかったら聞かなかったかもしれないトークを聴くチャンスにもなっていることは確か。
本日午前中最後のセッション(正確には、統合脳にリンクして行われる「脳と心のメカニズム・夏のワークショップ」)は、理論の方のお話。
「グリッド細胞の受容野を再現する自己組織化モデル」というのがタイトルなのだけど、数式を使わずにお話しして下さったので、直感的に理解できる部分があり助かった。
でも、どちらかというと「これこれの生物現象はこういうモデルで説明できます」で終わっていたのだが、私としては、すでに示されている現象ではなく、実験生物学者が証明したくなるようなモデルを見てみたいと思った。
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班会議が札幌だったので、行く前に学生さんが「先生、お土産は蟹がいいです!」と言うので、奮発して空港でタラバガニを買ったのだが、夕方研究室に届けたら本人は来ていなくてがっかり。
きっと、世の中のお父さんはこんな気分をよく味わうのではないかと思ったりする。
全国的に大学院入試のシーズンですね。
うちは来週半ばになります。