Jupiter

冥王星が惑星から除外されたというニュースを受けて、という訳でもないのですが、今日のお題はJupiter、といっても音楽の方です。

ホルストの「惑星」という管弦楽を最初に聴いたのは高校生だったと思うが、冨田勲のシンセサイザーによる曲を聴いた方がもしかすると早かったかもしれない。
このとき一緒に聴いていたのは「展覧会の絵」(ムソグルスキー)で、こちらもかなり気に入っていたが、私にとっての前衛的クラシックはこの辺が限界。

「惑星」の中で最も好きだったのが「木星Jupiter」である。
ゆったりとした、うねるようなリズムに乗ったメロディアスな旋律は、ただ聴くだけでも涙が出そうに感動する。
脳科学では「お婆さん細胞」やら「顔細胞」やらの存在を報告しているが、聴覚については何か特定のメロディーに反応する神経細胞はあるのだろうか?

しばらく前から、この「惑星」のサビの部分(クラシックでは使わない用語?)に歌詞を載せて歌っている女性ボーカリストがいることはカーステレオなどで気が付いていたが(すみません、世間に疎くて・・・)、それが誰だか今日判明した。

夕方付けたTVチャンネルが某局恒例の「24時間テレビ」であり、たまたま仙台の中継会場が映ったことから、そのまま見続けてしまった(ザッピングできない性質です)。
そういえば、久しぶりのスポーツジムからの帰りに勾当台公園の横を通ったら何か騒がしいと思っていたらこれだったらしい。
一応チャリティー番組ということで、24時間視聴者の興味を引くための工夫をいろいろしていて、有名タレントを集合させ揃いのTシャツを着せ、間寛平が陸上の10種競技に挑戦するだの、松井秀喜の手術後のレポートをするだのの他、筋肉が骨化する難病の男の子がプールで10m泳げた話(これが仙台会場のもの)や、そして、両手とも指が二本ずつしかない韓国の女性がピアノを弾いて日本人女性ボーカリストとコラボレーションするという話題が出たために気になって見てしまったところ、その曲が「Jupiter」だったのだ。

ヒアさんという韓国の女性の生い立ちレポートから、コラボの話が出てからの特訓の様子などを放映した後、武道館会場での演奏になった。
ヒアさんは脚も膝下が欠損しているので、特殊な装置を付けてペダルを踏む。
両手の二本の指は最大で1オクターブ強くらいは開くように見受けられたが、細かい旋律を弾くのはさぞかし大変なことだろう。
一応中学までピアノを習っていたので、凡人レベルではあるがその難しさは分かる。

Every day I listen to my heart
ひとりじゃない
深い胸の奥でつながってる
果てしない時を越えて輝く星が
出会えた奇跡教えてくれる

Every day I listen to my heart
ひとりじゃない
この宇宙の御胸に抱かれて

私のこの両手で何ができるの?
痛みに触れさせてそっと目を閉じて
夢を失うよりも 悲しいことは
自分を信じてあげられないこと

<以下略>
歌詞:吉元由美


旋律に歌詞が付くと、それはさらに情緒に訴えかける度合いが増すようだ。
それとも、ヒトの声で歌われるからなのだろうか?
「私のこの両手で何ができるの?」という歌詞は今回の即興なのかと思って調べたら、そうではなかった。
しかも、平原綾香はこの曲でデビューしたことも分かった。

思わずiTuneで1曲購入し(¥200)、もう一度聴いてみた。
(便利な世の中です)
サックス奏者でもあるとかで、ネット上では「息継ぎを聞かせるのがサックス的」とかなんとかのコメントもあったが、確かに声自体はもっと良いボーカリストはいるかもしれない。
私としては、誰が一体「惑星」の中の「木星」のサビが「歌になる!」という着眼を持ったかが是非知りたいのだが、ざっと検索した限りでは上がってこない。
どなたかご存じでしたら、教えて下さい。

追伸:こういう「サビ」から始まる歌は、全部歌わなくても良いのでカラオケで便利かもしれない。
by osumi1128 | 2006-08-26 21:39 | 雑感

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