東北大学病院新病棟完成
2006年 08月 28日
まだ8月なのに・・・と思ってしまうが、冬休みが長い分、夏休みが短いのだ。
本日から振興調整費のプロジェクト医療工学技術者創成のための再教育システムの実習が始まった。
今年度の第1回目の実習初日で、今日から3日間は細胞生物学と分子生物学の実習を行う。
主として現在第一線で活躍しているエンジニアを対象とし、医療機器やシステム等の開発のために医学生物学系の知識の習得や実験をしてもらおうというのが趣旨。
3班で18名のオトナたちが実習生としてDNA抽出、PCR、培養細胞への遺伝子導入、細胞内小器官の観察を3日間で行い、残り2日間はウサギを使った生理学および解剖学実習となる。
今年はプロジェクト3年目になるので、だいぶ講師陣の要領も良くなっているのが分かる。
教える方も勉強ってことですね。
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さて、外側が完成してからずいぶん時間がかかったように思うが、東病棟が完成し、晴れて「新病棟完成」の記念式典が行われた。

ご来賓ご挨拶として文部科学大臣(代読)や宮城県知事(副知事により代読)、宮城県医師会長を賜ったところからして、かなり力の入った式典だった。
画像は病院長から工事関係会社への感謝状贈呈風景。
その後、私は参加しなかったが新病棟見学ツアーがあり、さらに祝賀会では市長等のご挨拶。
地下2階、地上18階、ベッド数1300余と、国立大学の病院として最多となったらしい。
とはいえ、巨額の借金をして建てている訳なので、今後の運営が重要であろう。
良い人材の確保は言うまでもない。