主要大学説明会

普段仙台駅の西側のみで生活しているため、東側へ行くことは滅多にない。
もともと仙台は空襲で西側が焼け野原となり、メインストリートはそれから復興したので、比較的区画整理ができているが、東側はそうではなかったらしい。
楽天が来る前くらいから整備が進んで、現在はとても綺麗な状態になっているが、唯一、西側と結ぶ道路が一車線で未整備である。

今日は「東京大学主催・主要大学説明会@駿台予備学校仙台校」というイベントで基調講演を頼まれて、東側に行ってきた。
仙台駅の東側へのコンコースに、三大予備校の広告があり、それらは皆東側である。
駿台はヨドバシカメラの近くで、歩いて数分だった。
予備校というところに足を踏み入れたのは何年ぶりのことか。

40分時間を頂いたので、「大学に行って好きなことをしよう!」というタイトルでお話をした。
うちの大学ばかり宣伝するのも・・・とは思ったが、まあ、仙台で行うのだから勘弁してもらおう。
百周年のこと、サイエンスエンジェルのことなども盛り込んだ。

私の話の後に、東北大学高等教育開発推進センターの鈴木敏明先生という方が「東北大学の特徴」と題されるお話をされたが、なかなか興味深いデータがあった。
東北大学は旧帝国大学の中で第3番目に設立された大学であり、科研費の採択件数や金額もいつもそんなところなのだが、「高校からの総合評価」で2年連続1位らしい(朝日新聞社「2007大学ランキング」より)。
「生徒に勧めたい」「進学した先でのびのびと学んでいる」が両方とも3位であるのに対し、「進学して伸び悩んだ」が低いことによるのだろう。
確か、就職先のアンケート調査でも1位だったように記憶している。

学内にいながら知らなかったこととして、入試制度でいわゆるAO入試の比率が高いのも特徴的である。
また、学生数が旧七帝大のうち名古屋に次いで少ないのに対して、教員数は第3位なので、つまり、学生一人当たりの教員数が多いことになる。

一番以外だったのは、たいてい旧七帝大はそれぞれの地方の出身者が多いものなのであるが、実は東北大における東北出身者は46%であり、次いで関東が26%、中部が17%となっている。
東大は一番全国区であるが、関東出身者は49%、北大における北海道出身者が49%。
名古屋大学における中部出身者は73%、京大における近畿出身者が58%、阪大における近畿出身者は62%、九大に至っては九州・沖縄出身者が78%にものぼる。
ただし、東北大学における近畿出身者は東大、北大よりずっと少なく、また、京大、阪大における東北出身者はほとんどいないくらいである。
これは予想通りではあるが、本当に数字に表れているところが凄い。
近畿から見たら東北は蝦夷地だし、東北から見たら「関西ってなんかコワイ」という感覚なのだろうか。
これだけ日本の中での行き来が多くなっているように思うのだが、大学までは案外まだミックスしていないということですね。

*****
さて、この週末は恒例の「定禅寺通りジャズフェスティバル」(「ふろむせんだい」というブログより)が開かれている。
タクシーで通りかかったら、ものすごい人出になっていた。
必ずしもjazzではないし、プロもアマもいっしょくた、屋台は出てるし、ついでにアートフェスティバルも開催という何でもありのイベント。
でも楽しそう。
一度行ってみたいと思いつつ、まだ果たせていない・・・
by osumi1128 | 2006-09-09 21:53 | 東北大学

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