サイエンス・エンジェルのプレ活動

昨晩、久しぶりに温泉に浸かった。
仙台近郊の秋保温泉で特定領域DECODEという班会議が開催され、その特別講演に呼ばれたためである。

片道15km以上のところに車で行くのは久しぶりだった(いつも短い距離しか走らせていないので、マツダのメンテさんに嘆かれている)。
ちょうど黄金色になった稲穂が重そうに垂れている田んぼと、すでに刈り取ったところがパッチワークになっている。
新幹線の車窓からも目にするが、やはり近くで見た方がもっと美しい。

久しぶりにハードコアな生化学、分子生物学畑の方達の前での講演だった。
それぞれの班員の発表も、質問時間がゆったり目にとってあり、若い方を含めて非常に活発な討論が為されていたのは頼もしい限り。

*****
さて、さすがに班会議の会場ではインターネットから隔絶されているだろうと予測していたらさにあらず。
全体の代表者である五十嵐先生の研究室の方々の準備は非常に行き届いていて、会場の外の廊下に10線くらいのLANケーブルが配備されていた。
そうなると、見てしまうのが悲しい性。
メールはどこまでも追いかけてくる・・・
*****

で、サイエンス・エンジェル(以下SAと略す)内定の工学部のSさんから、機械系のサイト「瀬名秀明がゆく!」でSAのことが話題に出ていると教わった。
今回のタイトルは「科学を伝える!」というテーマで、瀬名さんの近刊の自著『おとぎの国の科学』というエッセイ集のことから話題は始まっている。
(こちらについては、本ブログ9月4日のエントリーに取り上げています)

次の頁にSA制度のことが出てくるのだが、一応、SA制度は今年度は10月から開始されるので、現時点ではここに書かれていることは「予定」であり、この座談会でのお話というのは「自主的取り組み」である。
なんで、わざわざこんなことを書いているかというと、SA制度は「杜の都女性科学者ハードリング支援事業」の3つの柱の一つ、「次世代支援」として行っており、この事業は文部科学省振興調整費という研究費から支援されている。
で、この振興調整費というのは、6月に某W大学の某M先生が不正流用をしたという関係で、その中でも一番厳しく財務省からチェックされた枠であって、お陰で事業開始が非常に遅れただけでなく、支出予定の積算についても、ものすごく厳しいことになっている。

例えば、上記HPを開設するのにレンタルサーバを利用することになったのだが、それは7月にならなければ駄目。
SAは10月15日の東北大学男女共同参画シンポジウムにおいて総長から代表者に「任命状」のような書類を手渡しすることになっており(予定)、10月から雇用開始となるので、それ以前の活動はあくまで「自主的」な扱い。
やれやれ・・・

でも、幸いなことに40名の予定SAさん達は皆積極的に活動してくれそうな気配である。
この3年間の事業の間に、彼女たちがどんな経験をし、彼女たちを見た女子高校生や中学生がどんな風に育ってくれるか、とても楽しみ。

ところで、「エンジェル(天使)」は本来男性ではないのか?という疑問についてお答えします。

手元の英和辞典によれば以下のようになっている。
1 天使,(神の)御使(みつかい) 《★【解説】 通例翼を持ち白衣の姿をした人間の姿として描かれる; 中世では 9 階級に分かれていると信じられた; 特にその第 9 位の天使; cf. →hierarchy 4a》.→#
2 天使のような人; (特に)心も姿も美しい女性; 聞き分けのいい子供(など).→#
3 守護天使; 守護神.
4 《口語》 (演劇・選挙などの)財政上の後援者,パトロン.
5 《俗》 (レーダースクリーンに出る)正体不明の像 《鳥などの低空飛行物体など》.
#ギリシャ語「使者」の意#
[株式会社研究社 新英和・和英中辞典]


確認していませんが、「リーダース英和」では「1a 天使(通例 男で翼をもつ神の使い)」「1b 天使のような人(心も姿も美しい人[女性]、かわいい子供、親切な人など)」ということらしいので、「女性」に用いても大丈夫。
サイエンスの面白さを、社会や次世代に伝えるのがお役目なのです。
by osumi1128 | 2006-09-23 16:07 | 東北大学

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