お知らせいろいろ(学術会議・文科省・そのほか)
2006年 10月 04日
今年は新カリキュラムによる学生が入ってくる年なので、どんな具合か気になったが、とりたてて昨年と大きく異なる点はまだ気が付かなかった。
授業の担当があったので、学術会議でのロバート・メイ卿(元英国王立協会会長)の講演を聴けなかったことは非常に残念であったが仕方ない。
PPTの資料は配付されたが、人口問題については是非聴きたかった。
さらに言えば、少子化問題についてお聞きしてみたかった。
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●昨日付で、日本学術会議から声明「科学者の行動規範について」が表出され、ホームページに掲載されました。
全文88ページに渡るPDFファイルがダウンロードできます。
1つ前のエントリーにも書きましたが、この「規範」はマニュアルではありません。
研究機関や学会等が、それぞれの事情に合わせた具体的なマニュアルを策定する必要があります。
友人Kさんによれば
日本数学会では,東北大学にならって研究者の心得のパンフレット(具体的な例をあげたもの)を作成し,入会時に配布および会報に載せることにしました. 科研費などの使用も大学ごとのローカルルールで,使い方が変に複雑になっている場合があるので,して良いことの例,してはいけないことの例を学生にも分かりやすく具体的にあげる予定です.
できることから一つずつやっていくしかないと思う. 多くの人が考える機会を持つことが状況を変えると信じています.
ということですが、こういう運動を展開していかなければならないでしょう。
●文部科学省のホームページに「研究資金制度の運用上の問題点に関するアンケートのお願いが掲載されました。
同チームの検討結果では、文部科学省として、研究者から「どの制度の、どの規定内容が、どの場面で、どのような工夫を講じてもなお、どのような点で使いにくいか」といった具体的な問題点について意見を聴取することとしています。これは、研究費の不正な使用の背景として、研究資金制度の使いにくさが指摘されることがあり、その実態を把握することが当省としても重要であるとの認識に基づくものです。さらに、同チームの検討結果では、意見を聴取した結果を各資金制度間で検討の上、各制度共通の問題と個別の制度の問題とを整理し、各制度の改善に反映させるとともに、可能な限りルールの統一化を図るなどして、研究者にとって使いやすい制度に揃える方向で調整することとしております。(上記URLより転載)
つきましては、別添「研究資金制度の運用上の問題点に関するアンケート(記入要領)」をご一読いただき、「様式A 研究資金制度について不合理であると感じられた点」(Word:41KB)と、「様式B その他研究資金の使い方のルールについての要望・改善が必要な点等」(Word:36KB)にご記入の上、ご回答を10月18日(水曜日)までに、文部科学省 科学技術・学術政策局 調査調整課(kenkyuhi@mext.go.jp)宛に、郵送、FAX、又は電子メールによりお送りいただきますようお願い申し上げます。大変短い期間内でのお願いで恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
アンケート受付期間がかなり短くなっていますが、研究資金制度についての意見を是非送りましょう。
●男女共同参画学協会連絡会では、今週金曜日に第4回シンポジウムを開催します。
『第4回 男女共同参画学協会連絡会シンポジウム
“育て、女性研究者!! 理工系女性研究者支援の新しい波”』
〔日時〕2006年10月6日(金) 受付開始 9:30
〔会場〕東京大学 山上会館
〔資料代〕1000円(学生200円)
〔懇親会費参加費〕2000円
〔備考〕当日参加も受け付けます
東北大学からはサイエンス・エンジェルも参加します。