科学担当内閣特別顧問
2006年 10月 12日
全国的に科研費シーズンであるが、今年は北米神経科学学会@アトランタが通常より1ヶ月早く開催されることもあり、明後日渡米予定なものだから、バタバタしている。
今朝成田に大きな荷物だけ送ろうと思ったが間に合わず、明日の東京出張にもゴロゴロと転がして行かなければならないのは憂鬱だが仕方ない。
夕方、医学系研究科の「科研費講習会」が開かれ、30分講演した。
私の後に話されたI先生の話「科研費申請のコツ」はなかなか聞き応えがあり、面白かった。
こちらは立場上、あまり推奨できないこともあったが、聴きに来られた方々にとっては、非常にツボを得た、実践的なヒント満載であったと思う。
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ところで、9月で学術会議を定年により退職された黒川先生は、10月3日付けで科学担当内閣特別顧問に就任された。
(こちらにHPのコラムが掲載されています)
高市大臣がナンデモ担当になられて、大丈夫なのだろうかと思ったが、結果的にはこの体制の方がずっとリーズナブルであろう。
松田前大臣のときは、ちょうど第3期の科学技術基本政策策定のときでもあったから、やはり象徴的にも重要だったのだろうが、今はその基本方針に基づいて走り始めたところである。
より実際的、実務的なdecisionが求められている。
黒川先生の任務の最初は「イノベーション’25」の立ち上げというが、日本語にはこの「イノベーション」の良い訳語がないのが残念だ。
イノベーションは単なる技術革新ではない、もっとパラダイムシフトやシステム改革などを含む概念だと思う。
「イノベーション」自体は第3期の科学技術基本政策にも書き込まれていることなのだが、では実際に何を目指すのか? まだそこが見えてこない。
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例によって楽しくパッキングを終えた。
(最近の読者の方へ:私はパッキング魔で、かつ”カバン持ち”である)
今回はキャリーケース中で、国際線は機内持ち込み可能な大きさのはず。
でも、乗り換えがあるからどうするか悩ましい・・・