スライド重複

珍しく、手帳に会議や来客のアポイントが一つもない日だった。
明日からはまた出張なので、こういう日はありがたい。

ちょうど来週の月曜日に
東北大学大学院生命科学研究科公開シンポジューム
「脳のつくりとはたらき−大学から社会への発信」
−東北大脳研究者プラットフォームの取組み−
詳細はこちらから

というシンポジウムで話すプレゼンアイテムを用意しようと思って、連絡事項を見ると「事前にPowerPointのファイルを提出し、操作は他の方が行う」ような内容が書かれていて、そんな、エライこっちゃ、金曜日締め切りだったら、それは今日提出ってこと?
・・・と慌ててご担当の先生にお電話する。
「あ、ちょうど再度ご連絡するところだったのですが、コンピュータ持ち込みで大丈夫になりました。動画のある方などもおられるので・・・」
ということでほっとする。

一応「一般市民も対象」となっているので、しばし考えた挙げ句に、Keynoteのファイルをベースにすることに決めた。
KeynoteとPowerPointのメリット・ディメリットはそれぞれいろいろあるのだが、Keynoteのディメリットはなにせユーザが少ないので、あまりファイルを共有できないということだ。
一応PowerPointへの書き出しも可能なのだが、文字や図につけた「影」がヘンになったりするのでよろしくない。
(あまり凝らないファイルなら、たぶん大丈夫)
したがって、自分しか使わないファイル、とくにアウトリーチ活動用とか、基調講演的なものはKeynoteで、班会議や授業用のものはPowerPointでと決めている。
やはり、学生さんやポスドクさんの新しいデータを常にアップデートしていけることはPPTの使い勝手の良さだ(というか、ユーザが多いだけ?)。

Keynoteのテクニックを最大限駆使している訳ではないのだが、目下気に入っている点は、「スライドをスキップ」する(スライドショーのときに映らないようにする)と、その分のスライドは数にカウントされないので、常に映すスライドの枚数が分かることである。
PPTでも「スライドの非表示」が可能なのだが、これは全体表示の場合に印が付くだけなので、全体の枚数(こちらは表示されている)から「非表示スライド」の枚数を自分で数えて、引き算しなければならず、持ち時間に合わせたスライドの取捨選択を考えるとき、やや不便。

で、気が付いたのだが、そうすると、前に用いたプレゼンのファイルをベースに、新しいスライドをとにかく「足していく」ことになる。
使わないスライドは「削除」ではなく「スキップ」しておく。
なぜなら、また次の講演では、前のバージョンの方が使いたくなるかもしれず、そのときに、簡単に表示できて便利だから。
すると、あれよあれよという間に、見せるスライドの倍くらいの数の「スキップスライド」を抱え込んだファイルになっていく。
同じことはPPTの場合にも生じうるのだが、こちらは一覧したときにやたら枚数が多いので、なんとなく消してしまう。
ところがKeynoteの「スキップ」は一覧で表示されないので、いくつでもスキップしてしまうのだ。
すると、ファイル全体が80メガを超えるような重たいものになってしまい、実は立ち上げに時間がかかるなど、不便が生じる。

・・・これって、遺伝子重複、機能の多様化、偽遺伝子の成立、というような生き物の仕組みに似ていないだろうか?

*****
アポはなかったのだが今日のメールトラフィックはやたら多くて、さらに締め切りの原稿などもあり、でも、数人とwhat's newやら学会発表の抄録作成やらリハやらで、サイエンスの話がたくさんできて嬉しかった。

・・・そう思っていたら、高校の同級生のM村君が「ちょうど仙台に来てるんだけど、寄っていい?」という電話をしてきた。
彼は東京の大学病院で救急医療に携わっている。
今回は、119番通報でどんな応対をすれば、(より重症の患者さんを先に搬送し)軽傷の患者さんに適切なアドバイスができるか、というマニュアル作りのプロジェクトを抱えていて、仙台市がそのモデル地区の1つで視察に来たらしい。
日本では救急隊が総務省管轄なのがおかしい、ちゃんと医療関係者が行うべき、というのが彼の持論。

「せっかく来たのに、今日は通報が少なかった」と嘆いていたが、それって今日の仙台市が平和だったってことで、市民としては嬉しい。

*****
ちなみに、東北大学はこの月曜日6日から、新総長を迎えました。
井上総長のご挨拶はこちら
by osumi1128 | 2006-11-08 00:00 | 雑感

大隅典子の個人ブログです。所属する組織の意見を代表するものではありません。


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