クレー展
2006年 11月 24日
しかも、元の絵を124x124くらいに分割してランダムに並べ替えても見分けられるというのだが、あれは一体何を記憶して見分けているのだろう?
それぞれの色の占める面積の割合なのだろうか?
そんなモザイクになってしまったら、もはや印象派ではないと(ヒトには)思えるのだが。
そういえば書き忘れていたが、先日、宮城県美術館で開催されている「クレー展」を見に行った。
クレー自体はあまりまとまって観たことがなかったのだが、今回、宮城県美術館所蔵も含め、160点くらいをまとめて鑑賞し、今までと少し違った印象になった
面をいろいろな色で塗り分けているのが典型的なのかと思っていたら、結構、線も意識的に使っているものが多かった。
こういう展覧会を見に行くと、「もし下さるとしたら、どれだったらもらってもよいか?」と考えることにしている(笑)。
今回のmost favoriteはシュブレンゲル美術館所蔵の「石版の花」(1993年作)というもの。
ヒエログリフに影響を受けたというもので、そのような記号が散らばっている。
モダンからコンテンポラリーは嫌いな方ではなく、自宅やオフィスに架けているのもそういう系統のモドキだ。
というか、イタリア宗教画を(複製であっても)飾るなら、それに相応しい空間が必要だと思うので、とてもじゃないがそれは無理。
調度だけでなく部屋の大きさというものもあるし。
よって、そういう絵画はオリジナルが描かれた土地の美術館などに見に行くのが一番。
ついついグッズ売り場ではカードなどを買ってしまうのだが、今回はガラスのペーパーウエイトになっているものがとても気に入って、10分くらい迷った挙句、購入することにした。
いつも、買わずに帰って後悔することの方が多いので。
それにしても、空いている美術館ほど和める空間はない。
有難いことだ。
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ところで、ずっと気になっているのだが、「理系白書in仙台」のポスターなんですが、このイラストを描かれたアーティストの名前をご存知な方、おられましたら是非コメントを!
女性月刊誌等で見かける気がするのですが、こういう「逆引き」は検索が難しいですね・・・
人の名前が分かればどんな絵を描くのか調べられるのに、同じ方の絵・イラストとはわかっても、それが誰なのかわからないのです。