贈る物語 Wonder
2006年 12月 27日
12月なのにこんなにどしゃぶりなんて、やはり温暖化なのでしょうか?
その出張のお供に連れて来たのは、9月に文庫化された『贈る物語 Wonder』(瀬名秀明編、光文社文庫)でした。
「クリスマスの季節に相応しい、驚きに満ちた贈り物」(はじめに、より)として選ばれたSFの小品集です。
SFというよりも私なら「ファンタジー」と呼びたい物語ばかり。
綾辻行人さんの『贈る物語 Mystery』と、宮部みゆきさんの『贈る物語 Terror』とセットになっています。
クリスマスの季節の贈る物語といえば、やっぱりディケンズの「クリスマスキャロル」やO・ヘンリーの「賢者の贈り物」を思い出します。
ジュンパ・ラヒリの「停電の夜に」という短編集も、私の中では同じカテゴリかもしれません。
確か、ニューヨークタイムズだったか、クリスマスイブか、クリスマス当日かに、今でも毎年、心温まる短編小説が掲載されるという話を聞いたことがあるのですが、今でもそうでしょうか?
同じ作家の本を続けて読む癖があるのですが、こういうアンソロジ-はいろいろな方の文章に触れられてよいですね。
そういえば、中学・高校時代には、お気に入りの曲を自分で集めたカセットテープを友達にあげたりしたものでした。
今ならiTuneでまとめたファイルをCD-ROMに焼けばいいのかな?
あれ? それって著作権の問題があってできないのでしたっけ?
すみません、全然書評になっていませんね。
実は、まだ全部読み終わっていない、ということもあるからです。
本当はクリスマス前にご紹介できれば良かったのかもしれません。
本を人に差し上げるのって、とても難しいことですけど、こういうオムニバス短編集なら、「どれが気に入った?」と聞くところから話がはずむかもしれません。
*****
ニュースレターBrain & Mindでお世話になっているSさんと、高校のクラスメートのHさんとでご飯を食べてきました。
Sさんとは、第4号ができた打ち上げ兼プチ忘年会、Hさんはずっと海外勤務で今はアジア開発銀行にお勤めで、数年ぶりの再開。
Sさんも同じ高校の後輩で、さらにいろいろな共通の知人がいることが分かり、SさんとHさんは初対面だったのですが、とても話は盛り上がりました。
Hさんは大学が東工大の都市設計で、修士の時代をタイで過ごし、長くJICAに務めていましたが、数年前からADBに移り、モンゴルやフィリピン勤務の後、年明けからはベトナムだそうです。
是非いちど遊びに行きたいと思いました。