ナイスステップな研究者2006シンポジウム
2007年 04月 14日
~ナイス ステップな研究者2006からのメッセージ~」がお台場の未来館で開れ、パネル討論に参加しました。
その前に基調講演やプロジェクト紹介があったのですが、防災科学技術研究所兵庫耐震工学研究センターの実大振動破壊実験はなかなかリアルでした。
実際に大地震が起きたときに、建物はどのくらい壊れるのか、どのように壊れるのかを実証しようというプロジェクトです。
「はやぶさ」のプロジェクトの方は、小惑星「イトカワ」で採取できた(はずの)サンプルとともに帰還する夢がありますね。
そうそう、ガウス賞を授与された伊藤清先生のお仕事を京大数理研の高橋先生がご紹介されておられましたよ>K先生。
ERATOの北野さんのお話はシステム・バイオロジーの方では何度か聴いたことがありましたが、ロボカップの方をちゃんと聴くのは初めてでした。
「サッカーで人間のチームを倒せるロボットを作る」という50年かかるゴールを目指すのには、数年ごとに更新しなければならない国のプロジェクトでは無理なのでNPOを作った、という発想は「目から鱗」でした。
でもまだ日本ではNPOに所属する研究者には科研費申請資格がない、寄付に税金がかかりすぎるなど、制度上の制約が大きいですね。
アマチュア天文学者の板垣さんのお話はとてもほのぼのと面白かったです。
毎晩のように「夜遊び」として望遠鏡で「覗き」をして楽しみながら、新星発見の最多記録更新中とのことですが、「最近の子供にはあまり望遠鏡に興味を示さない」ことを嘆いておられました。
板垣さんが中学生のときに、19歳の池谷さんが彗星を発見したことが大きな刺激になったと話されたのが印象的でした。
やっぱりロールモデルは身近なほど効果が大きいのかも。
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このシンポジウムは科学技術政策研究所(NISTEP)の周知も兼ねていると思うのですが、ナイスステップな研究者2006に選んで頂いたのは、第1-3期の男女共同参画学協会連絡会の活動や、昨年の受賞者として「女子高校生夏の学校」にご尽力された山梨大学の鳥養先生の実績などがあったからです。
ちょうど第4期の連絡会委員長をした期間は第3期科学技術基本計画の策定と重なり、連絡会や分子生物学会からの要望書を出したりしたのですが、そういうボトムアップの力を行政に届けようとしたときに、学術振興会のK部長や、内閣府男女共同参画局(当時)のS課長などの理解と後押しが大きな相乗効果をもたらしたのだと思います。
また、そのお陰で始まった東北大学の女性研究者育成支援モデル事業では、サイエンス・エンジェルを始め、いろいろな事業を展開していますが、こちらも献身的な推進室の先生方と非常に優秀な事務支援の方たちの力によって成り立っています。
ですので、そういう多くの方々の象徴として頂いたのだと思います。
私にとっては、共同参画は若手人材育成の範疇に入ることで、さらに広くは「社会の中の科学者の認知度をどのように上げるか」、というムーブメントにつながることです。
今考え始めているのは、「お母さんのためのサイエンス講座」(名称はまだ考え中)です。
お父さんがもっと子供と関わることも大切なのですが、それより即効性があるのではと思うので。
よいアイディアがありましたら、どうぞお教えください!














