学位取得者支援について

気が付いたら連休は明けており、新緑はまぶしく、気温もかなり上がってラボでは冷房を付ける状態になっています。
いろいろと気になる案件はありますが、少しずつ片付いています。
学術振興会の学内事務締切が来週に迫っているので、大学院生の皆さんを中心として今週は申請書書きウィークでもあります。
この季節に自分のプロジェクトをまとめて、先を見通すというのも良いことだと思います。

来週は大忙しの週になります。
5月15日、16日に主催する国際シンポジウムNeurogenesis 2007があります。
NIHからRon McKayを招いているほか、連休中にNature Medicineのeditorから連絡が入り、「行きたいんだけど、まだ空いてる?」ということだったので、welcomeだと言っておきました。
ポスター参加登録は締切ましたが、脳の発生・再生や神経新生に興味のある方は是非どうぞご参加下さい。
その後、金曜日は神経発生関係のClosed Meetingに参加し、土曜日は日本地球惑星連合2007年大会があり、共同参画関係で喋ってきます。

*****
さて、5号館のつぶやきさんのところをまたまたTBしているのですが、下記のようなタイトルのエントリーが立ちました。↓
日々増え続けている学位取得者はどうしていけばいいのだろう?
ktatchyさんという方のブログ「ある理系社会人の思考」から引用されていますが、
しかし、思えば「いま増え続けている学位取得者はどないするの?」という視点が抜け落ちていることに気がつきました。問題は現在進行形であるわけですから。

という指摘がなされています。

一応、国は何もしていない訳ではないという情報を記しておきます。
文部科学省では、ポストドクター等の若手研究者のキャリア選択に対する組織的な支援を行う事業を国からの委託により実施する「科学技術関係人材のキャリアパス多様化促進事業」を平成18年度より実施しています。

として、昨年度から下記のような事業が立ち上がりました。↓
科学技術関係人材のキャリアパス多様化促進事業
すでに8研究機関での取組がなされています。
東北大学においても高度技術経営人財活用プラン高度技術経営人財活用プランとして、高度技術経営塾とキャリアアップ相談室を立ち上げています。
2月にキャリアパスシンポジウムも開催され、大盛況でした。

もちろん、「だから問題ない」というつもりは毛頭無く、上記のエントリーでも問題点を指摘していますし、さらに書いていない点として、「博士号取得(予定)者の行政職・メディアにおけるインターンシップ」などの可能性もあると思っております。
また、現実に問題に直面している方が「自助努力をすべきである」ということにも基本的に賛同致します。
ただ、
現実に、困難な場にいる人に対して、速やかな対応がなされて救済されるという可能性は、非常に残念ですが、極めて低いと考えざるを得ません。
というご意見は、やや全体を見通されていないように感じます。
by osumi1128 | 2007-05-08 23:43 | 東北大学

大隅典子の個人ブログです。所属する組織の意見を代表するものではありません。


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