ガラコンサート@仙台国際音楽コンクール
2007年 06月 03日
コンサートなんて本当に久しぶり。
本当は、セミファイナルとファイナルのチケットもお願いしてゲットしていたのですが(ピアノはあっという間に売り切れたとのことでした)、そちらは都合がつかなくなり、ラボメンバーに差し上げました。
で、今日は、決定した今年の1位から3位の受賞者によるコンサートだった次第。
そもそも、仙台市青年文化センターに足を運ぶのが久しぶりで、最寄りが地下鉄のどの駅だったか思い出せず・・・(家を出る前にググっておくべきでした)、どこかに書いてあるかと思ったらさにあらず。
地下鉄のおじさんに聞きました。
旭が丘という駅を降りて数分歩く間に、同僚の先生ご夫妻などにもお目にかかる、というのが地方都市的暖かさ、ですね。
仕事で少しだけ関わった方のお嬢様が出ているということで、審査結果はどうなったのかと思いましたら、なんと5位でした!
素晴らしい!!!
で、ガラコンサートの演奏者と曲目はこちらだったのですが、1位の方と3位の方の曲が同じ、というのが、まあ、仕方ありませんね。
ファイナルの課題曲でしたから。
曲自体はチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲ニ長調という、いかにもヴァイオリンのソロのテクニックが引き立つ曲で良かったです。
スラブ的なメロディーに加えて、和音が多いのが技巧的ですね。
(2位の方の方は、サン=サーンスで、こちらはちょっと好みの曲ではありませんでした。)
3位の方は、1楽章の1/3くらいのところで弓の糸が一部切れてしまったようで、ちょっと音量が足らなかったのが残念。
さすがに1位のロシア人の方は、チャイコをダイナミックに弾いていましたが、気持ち、仙台フィルのオーケストラよりも早め早めになっていたのが気になりました。
ちょうど席のすぐ前が撮影のところだったのですが、カメラのオジサンは真剣にずっと(恐らく演奏者を)撮っていたのはいいとして、一人、付き添い?のオニイチャンが、まったくクラシックに興味がないらしく、携帯にストアされている彼女の画像を次から次へと見る(すぐ後ろの私から丸見え)、本を取り出して読む(文学書ではなく、何かのマニュアル本的なもの)、寝る(幸い、まだ若いので鼾はかかず)、を演奏中繰り返していました。
まあ、そういう辛口のコメントもありますが、久しぶりのコンサートで清々しい気持ちになりました:)
満足、満足。
そういえば、高円宮妃久子様が来ておられるとのことでしたが、演奏が終わってお立ちになるときにようやく気が付きました。
アナウンスもなく、先ほどの地方版ニュースでも取り上げられていなかったので、お忍びというほどでもないのでしょうが、公式なご参加ではなかったようです。
亡くなられた高円宮の後を継いでJFAの総裁もされていますが、今日は試合はなかったようですので、本当にコンサートだけに来られたのでしょうか?
もちろん、高円宮ともども音楽はお好きのようでしたから不思議ではないのですが。
仙台はコンサートに行くのも楽なのですが、やっぱりもっと街中に良いコンサートホールが欲しいところですね。
まあ、人口100万なので経営は難しいのでしょうが。
音楽好きはそれなりに多く、これまでも秋のジャズフェスなどありましたが、仙台クラシックフェスティバル(せんくら)という催しが10月に開かれるようです。
「どこかで聴いたことのあるクラシック」のコンサートが市内4箇所で、3日間で101回開かれるとのこと。
ちなみに、お値段はすべて「1000円!」
メディアテークでのコンサートの音響がどの程度なのか、ちょっと覗いてみたいですね。
くわしくはこちらの公式サイトへ。
という訳で、「仙台通信」らしいエントリーでした(笑)。