もうすぐ帰国

アディオス、サントリーニ

結局4晩とも「ギリシア料理」を食べたことになる。
ギリシア料理といえばムサカ(茄子で挽肉を包んだもの)はどの店でも当たりはずれがなかったが、とくに珍しくて印象に残っているのは、タコ酢ならぬ、タコを酢で煮たもの(結構酸っぱい)、ブドウの葉でお米を包んだもの(これも酸っぱい)、料理に必ずレモンが添えられていることから、サントリーニの人々は酸っぱい物が好きなのだろう。
美味しいと思ったのは、茄子に火を通してピュレ状にしたもの(メリザノサラタ)、豆を煮てピュレ状にしたもの(同じ系統)、エビをトマトソースとフェタチーズで煮たもの(ガリデス・サガナキ:画像)。
シシカバブのようなグリル系は、味があまりしない。
テーブルの上の塩胡椒で勝手にしろということか?
魚を食べなかったのは心残り。

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レストランはたいてい眺望も売り物にしていて、テラス形式が多い(そういうところは、やや観光客向け。地元の人たちが行くのはそうでないようだ)。
5月半ばのギリシアなら暑いだろう、と思って来たらさにあらず。
風が強くてやたら寒いのだ。
あまりに寒いときには、簾のように透明なビニールのシートが下ろされる。
二日目の晩のレストランからは夕日が沈むところがよく見えた。
ちょっと雲があって、最後海に太陽が沈んでいくところは見られなかったが。
三日目の晩のレストランは学会ディナーで行ったのだが、皆で会場からぞろぞろと歩いて行くと、近くで夕日を前に結婚式を挙げたカップルが記念撮影をしていた。
きっと思い出深い写真になるだろう。

うちの学生の一人が行く前に「ギリシアというと白のイメージですね」と言ったが、確かに家々の壁は外も中も白く塗られていた。
それが太陽の光を跳ね返し、屋根やドアの青や臙脂と強いコントラストになる。
海の青、空の青、そして壁の白、ギリシアの国旗はこういう好みから生まれたのだろうか?

もうすぐ帰国_d0028322_18284391.jpg


サントリーニ島は火山の噴火で火口付近が吹き飛んで、リング状に陸地が残ってできている。
火口は島になっていて、今でも「箱根の大枠谷」状態で、それを見に行く船のツアーに元学生が行ってきたところによると、さらに温泉もあるらしい。
ただその温泉まで泳いで行かなければならないとのことで、やっぱり私には向かないツアーだったようだ。
温泉卵はなかったらしいが、アクセスが悪いので商売にはならないかな。

海岸線は地層が露出していて、切り立っている。
(地層好き?の私としては、ワクワクする風景。鍾乳洞などの方がもっと面白いのだけど)
そこに細い路を開き、石畳にし、荷物などの運搬には今でもロバを使っているというのは、とてもレトロな雰囲気。
ただし「落とし物」が多くて、お店などを除きながらよそ見をしていると危ない、あぶない。
空気が乾燥しているからあまり匂わないけど、ちょっと抵抗がある私。

帰国の旅は朝5時起きし、荷物を整え(お土産が増えたのでちょっと大変)、チェックアウトして、福井医科大学の先生とオーストラリアにラボを移動中の女性研究者(何人か聞き損ねたが、英語がnativeな人で、福井医科大学の先生とはSalk Instituteで同じラボにいたという)と3人でタクシーを相乗り(でもしっかり「一人5ユーロ」ということで商売していた)。
空港で同じ会議に出ていた他の研究者とも合流。
皆さん朝早くからお疲れ様。

サントリーニ〜アテネの飛行時間は約40分。
アテネからパリに飛ぶのが4時間弱。
そうして今CDG空港にいるのだが、飛行機が7時過ぎなので、4時までチェックインできない(涙)。
前日にサントリーニを出ていた日本人研究者に会うと、またパリの空港でストがあり、3時起きで出かけたのに飛行機が遅れ、午前のパリ〜成田便に乗り継げなかったとのこと。
サントリーニに泊まった方が正解でした(ラッキー)。
さて、これから論文を直そうと思う。

******
ようやくインターネットにアクセスすることができて、CDG空港のラウンジから投稿します。
by osumi1128 | 2005-05-17 00:44

大隅典子の個人ブログです。所属する組織の意見を代表するものではありません。


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